MONKEY MAJIK × 岡崎体育『留学生』

どっちが本当?脳内混乱なMV

留学生/MONKEY MAJIK × 岡崎体育

今回ピックアップする楽曲MONKEY MAJIK × 岡崎体育の『留学生』です。

なぜこの両者が?という疑問は後回しにしておきましょう。

まずは2019年3月4日に公開された『留学生』のMVをご覧ください。

アメリカン・ダイナーで酒を酌み交わすメイナード&ブレイズ兄弟。

どうやらある微笑ましい思い出について懐かしんでいる様子です。

カットが切り替わり画面には壁一面に貼られた写真が映し出されます。

彼らは何を眺めていたのでしょう?

『留学生』こと岡崎体育!

【MONKEY MAJIK × 岡崎体育/留学生】歌詞の意味を和訳&解説!本当は英語でどんな意味?の画像

彼らが思い出に浸っていたのは1年前に出会った『留学生』こと岡崎体育だったのです

MVの冒頭、とっても内気そうな雰囲気を漂わせ登場する岡崎体育

ステレオタイプな素朴で真面目な日本人留学生にしか見えません。

しかしその後、MONKEY MAJIKが演奏するナイトクラブを舞台にハチャメチャにフィーバー。

これぞ岡崎体育の世界!を展開するのです。

また、MVを見た方にはご存知の通り『留学生』にはあるトリックが仕掛けられています

そのトリックとは世界初(?)の日本語&英語のダブル・ミーニングの空耳ソング!

岡崎体育の歌詞だけを追っているとホームシックに陥った留学生の歌かと思ってしまいます。

それではMONKEY MAJIKの歌う英語の歌詞にはどのような内容が綴られているのでしょう?

今回は『留学生』の英語詞を和訳してその意味を解説させていただきます。

綴られる運命の出会い...

世界の真ん中でようやく出会えたんだ

You're out a sight(うるさい)
Yeah, hold me tight(アホみたい)
Why don't you and me go home tonight(ご飯出ない)
Walked around the world(わからんわ)
And now I gotcha(えらいこっちゃ)
Gonna be with you, chill down all through the night(冗談通じない)

出典: 留学生/作詞:Maynard,Blaise,TAX,岡崎体育 作曲:Maynard,Blaise,岡崎体育

まずはAメロの歌詞から見ていきましょう。

岡崎体育の日本語詞では日米の文化の違いに戸惑う様を関西弁でまくしたてています。

しかし英語詞を和訳すると以下のようになるのです。

“あなたが見えない

そう、ぎゅっと抱きしめて

今夜は僕と一緒に家に帰らないかい?

世界中を巡っててきたんだ

そしてついに僕は手に入れたんだ

一緒に過ごそうよ、一晩中かけてゆっくりとさ”

あなたが視界に入らないのはギュッと抱きしめているからでしょう。

『留学生』の英語詞で綴られるのはとある男女の出会いと別れの物語...。

そう、実は原曲はナイトクラブでの演奏曲に相応しい愛の歌だったのです。

君がいないと僕は...

All I know is that I love you babe
不安な日々送る 捨て猫のように
Never forget you, never babe
人見知り いつもしてんな もったいない

出典: 留学生/作詞:Maynard,Blaise,TAX,岡崎体育 作曲:Maynard,Blaise,岡崎体育

MONKEY MAJIKの英語詞はさらに以下のように続きます。

“僕に唯一分かることは君のことを本当に愛しているってことだけさ、ベイビー”

“決して忘れないよ、決して...”

運命の出会いを果たしたであろう男女。

しかし2人は何某かの理由で別れの時を迎えようとしているのです。

それと対照的な岡崎体育の能天気な日本語詞があまりにもシュールに感じられます。

もっと早くに君に出会えていたら...

You gotta stay(留学生)
Hey, I need you here babe(部屋20平米)
It's better never talkin' 'cause it's no good
(ベッドに寝るとき靴脱ぐ)
You gotta stay(留学生)
Hey, I need you here babe(部屋20平米)
I messed up, should've known last time I met ya!
(味噌汁飲みたいわ めっちゃ)

出典: 留学生/作詞:Maynard,Blaise,TAX,岡崎体育 作曲:Maynard,Blaise,岡崎体育

『留学生』のサビのパートに入ります。

岡崎体育の「空耳」コント全開の部分、実はこのような和訳になるのです。

“君はここにいるべきなんだ

ヘイ、僕は君が必要なんだ、ベイビー

そんなに悪い話じゃないだろ

君にいて欲しいんだ

君なしじゃダメなんだよ

僕はおかしくなっていたんだ、もっと前に君に会うべきだったんだ!”

君と別れるなんて考えられないという男性の悲痛な想い。

彼にはステディがすでにいるのかもしれません。

しかし運命の相手に出会うのがあまりにも遅すぎたのです。

人は出会いのタイミングを選択することができません。

誠実に相手を想うからこそ愛する人と別れを強いられることもあるのです

対する岡崎体育は留学早々にホームシックに陥ってしまった様子...。

気持ちは分かりますが英語詞の意味を知ってしまった今はただの能天気な悩みに聞こえてしまいます。