And she don’t want to go outside tonight
(彼女は今夜、外に出たくないって)
出典: The A Team/作詞:Ed Sheeran 作曲:Ed Sheeran
なぜ家の中にいることを望んでいるのでしょうか。
それは、1日が終わることが待ち遠しかったからです。
毎日働いて、疲れ切った身体を休めたかったという理由もあるでしょう。
しかしそれだけではないはず。
なぜなのか、それは次のシーンで明らかになります。
あっち側へ行ってしまう
‘Cause in a pipe, she’ll fly to the motherland
And sell love to another man
(パイプを吸えば彼女はあっち側へ)
(そして好きでもない男と寝るんだ)
出典: The A Team/作詞:Ed Sheeran 作曲:Ed Sheeran
彼女は長い夜に、知らない男性から薬物を買っているのです。
上記「長い夜には」に出てきた男性なのでしょう。
その男は誰だかわからない、しかし待ち望んでいたものを持ってきてくれた。
「今夜は家の中に」であった、外に出たくなかった理由の1つです。
そして彼女は、あっち側に行ってしまうんだろう。
あっち側とはAクラスのことです。
2行目にある歌詞でわかる通り、その男性と夜を明かすのでしょう。
天使が飛ぶには
It’s too cold outside
Angels to fly
(あまりにも外は寒すぎる)
(天使が飛んでいくには)
出典: The A Team/作詞:Ed Sheeran 作曲:Ed Sheeran
「今夜は家の中に」にあった外に出たくない理由その2。
それは、外が寒すぎるということも関係していると考えられます。
肺が痛くなるくらい外の空気は冷たくて、苦しくなってしまうのでしょう。
2行目にある天使とは亡くなった人のこと。
この日も誰かが亡くなったのでしょう。
このシーンでは、そのような意味が読み取れます。
ある男性について
ボロボロになっている
Ripped gloves, raincoat
Tried to swim and stay afloat
(穴の空いた手袋、レインコート)
(浮かび上がろうと必死だった)
出典: The A Team/作詞:Ed Sheeran 作曲:Ed Sheeran
このシーンから、少し視点が変わってある男性の話になります。
1行目にある、手袋には穴が空いているの意味について。
これは「買うお金がない」という意味と「気にならない」という意味の2つが込められています。
1つ目については、この男も薬物依存だからなのでしょう。
そのためにお金を使っているから「買うお金がない」のです。
2つ目はそのままの意味で、気に留める必要がないと考えているのだと感じます。
そして2行目の歌詞は、更生しようとしていたということです。
ここまで落ちてしまったから、何とか這い上がりたいと必死だったのでしょう。
それはこの男性だけでなく、きっと彼女もそうなのではないでしょうか。
何もない部屋には
Dry house, wet clothes
Loose change, bank notes
(空っぽの部屋、濡れている服)
(散らばった小銭、紙幣)
出典: The A Team/作詞:Ed Sheeran 作曲:Ed Sheeran
この空っぽの部屋は、自分と重ね合わせているのだと感じます。
心の中には何も入っていない状態なのではないでしょうか。
そして実際の部屋には、意味もなく散らばったお金が落ちているのです。
身も心も満たされない
Weary-eyed and dry throat
Call girl, no phone
(疲れている目、カラカラになった喉)
(コールガール、電話はこない)
出典: The A Team/作詞:Ed Sheeran 作曲:Ed Sheeran