1994年ディズニーアニメ映画「ライオンキング」挿入歌
作曲はElton John
【Circle of Life】は1994年の映画「ライオン・キング」の挿入歌です。
この映画は、ディズニーのアニメーションでミュージカル映画でした。
作詞はTim Rice、作曲はElton Johnの二人で共同製作をしています。
映画は世界で大ヒットとなり、興行も大成功をおさめました。
Elton Johnは、この楽曲をきっかけに1994年アカデミー歌曲賞にノミネートされました。
そして翌年、1995年にはグラミー賞男性ポップ歌手賞を受賞しています。
作詞をてがけたTim Riceはイギリス生まれの作曲家です。
「アラジン」、「美女と野獣」等他のディズニー作品もてがけています。
イギリスで最も著名な作詞家で、アカデミー賞を始め数々の賞を受賞している方なのです。
この二人がタッグを組んで製作をしたということで、歌詞と音楽ともにクオリティの高いものになっているのではないでしょうか。
居場所を探して
「ライオン・キング」はアニメでありながらとても深い示唆に富んだ内容なのではないでしょうか。
主人公は父を殺され、故郷を追われてさまようのですが最後に自分の居場所を見つけました。
その一連の冒険ストーリーには様々な仲間が現れます。
その一人一人がアフリカの大地を形成する、動物達なのです。
この大きな生命の連なりが、人生を創っているということがわかるのではないでしょうか。
【Circle of Life】は劇中では、トップシーンに使われていますね。
冒頭のアフリカ系の言葉はズールー語といいます。
「エンヤー!」と大地に響く掛け声はとてもかっこいい!
色とりどりの動物達が、ライオンキングを中心に豊かに暮らすシーンがとても素敵ですね。
地球に生まれて
生命の歩み
From the day we
arrive on the planet
And,blinking, step
into the sun
There’s more to be
seen than can ever
be seen
More to do than can
ever be done
出典: Circle of Life/作詞: Tim Rice 作曲:Elton John
トップシーンから使われているこちらの楽曲。
映画ではアフリカの大地に夜明けがくる。
太陽の日が差し、暗い森に色が生まれます。
地球に新たに生命が吹き込まれていくようではないでしょうか。
ちょうど劇中では、新しい生命としてライオンキングの子供であるシンバが登場します。
動物達の長老によって、王の後継としての洗礼をうけるシンバ。
まだなにもわからないながらも、その目は多くのものを見据えていくのです。
そして、まだ歩くこともままなりませんがこれから多くのことを成し遂げていく。
そんな可能性に満ちた王子の登場にふさわしいですね。
和訳はこちらです。
地球の記憶
私たちが地球に生まれたその日から
まばたきし、太陽へ歩みを始めてから
今までみたことのないものをもっと見るだろう
今までやったことのないことをもっと経験するだろう
出典: Circle of Life/作詞: Tim Rice 作曲:Elton John
地球の歴史は46億年といわれています。
それは生命の歴史ともいえるのではないでしょうか。
遥か昔すぎて、すぐに捉えるのが難しいかもしれません。
そして生命は今も進化し続けています。
命というものはそもそも、進化していくものなのかもしれません。
人間の赤ちゃんは生後数週間から数ヶ月間で目で世界を捉えられるようになります。
視界は脳と繋がり、思考を深めていきます。
こうやってどんどん成長し、できないこともできるようになってくるのではないでしょうか。
食物連鎖
すべてを赦す
Some say, “Eat or be eaten”
Some say “Live and let live”
But all are agree as
they join the stampede
You should never take
more than you give
出典: Circle of Life/作詞: Tim Rice 作曲:Elton John