ある人は道に倒れ
そしてある人は舞い上がって星まで飛び上がる
そしてある人は困難の中を航海しているだろう
そして傷を抱えながら生きなくてはならない人もいる
出典: Circle of Life/作詞: Tim Rice 作曲:Elton John
時には広い大海原を進める一艘の小舟のように不安の中を進む日もあるでしょう。
嵐がきたらひとたまりもありません。
それでも、自分の居場所を見つけるまで突き進むのが定めなのではないでしょうか。
居場所なんてない、ともいえます。
本当に安住できる安らぎは、死にあるのかもしれません。
生きるとは常に心臓が動いているということ。
細胞はいつも代謝され、新しいものに生まれ変わっているのです。
傷だらけになったとしても、また新しい皮膚が再生してくれるでしょう。
生きるとはとても力強いことですね。
光る宝石
空高く
There’s far too much
to take in here
More to find than can
ever be found
But the sun rolling
high through the
sapphire sky
Keeps great and small
on the endless round
出典: Circle of Life/作詞: Tim Rice 作曲:Elton John
想像以上の出来事が、この世界には待ち構えているといいます。
いったん生まれてしまったら、もう何が起こるかは誰にもわからないのです。
そして、それぞれの命のストーリーの先にこの生命の輪がつらなっているのでしょう。
和訳はこちらです。
透明感
ここからとても多くの出来事がもたらせるだろう
いままでよりもたくさんのことを見つけられるだろう
太陽がサファイヤ色の空高く昇っていくが
巨大なしかし小さい輪が永遠に回り続けている
出典: Circle of Life/作詞: Tim Rice 作曲:Elton John
サファイヤ色とはどのような色なのでしょうか。
深いクリアーなブルーをさします。
夜明けの空気が澄んでいる時間帯の空をこのようにいっているのかもしれません。
とても透明感を感じられます。
そしてこの空では、小さな生命の輪が回っているというのです。
私たちの祖先から続く命のバトンが、チェーンのように繋がれているのではないでしょうか。
広大なる大地
In the circle of life.
It’s the wheel of fotune.
It’s the leap of faith.
It’s the band of hope.
‘Til we find our place
On the path unwinding
In the circle, the circle of life
※repeat
出典: Circle of Life/作詞: Tim Rice 作曲:Elton John
ラストはコーラスで締めくくります。
メロディーの運びもとてもドラマティックな展開ですね。
壮大なアフリカの大地を感じさせます。
ライオン・キングの王子の誕生と、豊かなアフリカを想起させる素敵な挿入歌です。
これからの大冒険の予感もありありと感じることでしょう。
おわりに
生々流転していく生命の和。
とても神秘的で壮大なテーマとなっています。
そのテーマにふさわしい、Elton Johnの作曲が素晴らしいです。
広大なアフリカの大地を感じられるような、メロディとなっています。
生命の大切さを認識したとき、私たちは新たなステージへ向かえるのかもしれません。