アニメの世界観を感じる
アニメ「シャドーハウス」のエンディング曲
この楽曲は、不思議な館を舞台にしたゴシックミステリーアニメの主題歌です。
楽曲のクラシカルな雰囲気は、作品に影響を受けていると考察できます。
例えばアニメでは顔が影になっているシャドーという貴族に仕える生き人形が登場します。
登場人物のことが、歌詞の印象的なフレーズに使われている印象です。
興味がある方は、アニメもぜひチェックしてみてください。
MVにも注目!
学校からスタートするMVは、どこかミステリアス。
黒が印象的に使われている印象でした。
MVもアニメのタイトルにも登場する影を意識していると解釈できます。
それでは、歌詞の意味を考察していきましょう。
自分が行方不明
特別感がない
灰のない深いかげばかり
アイのない個体 人形(doll)みたい
自分不在 どこにもいない
ないじゃない?
出典: ないない/作詞:ハヤシケイ(LIVE LAB.),毛蟹(LIVE LAB.) 作曲:毛蟹(LIVE LAB.)
歌詞の人物は、自分の個性がないと嘆いています。
自分がどこに行ったのか、この段階ではわかりません。
今まで人の言いなりになって、自分の意思はなかったのでしょう。
そもそも自分とは何者か分からなくなっていると考察できます。
またこの部分の歌詞は、アニメの登場人物を連想させる部分です。
シャドーたちが住むシャドーハウスで召使のように働く生き人形達。
生き人形は自分の個性を消して生きなければなりません。
歌詞の主人公も、目立たないように生きてきたのではないでしょうか。
諦め
曖昧なアイ 色の無い 眼(eye)
擬態 意外!他人事みたい
おかげさま?どちらさま?
答え様々
出典: ないない/作詞:ハヤシケイ(LIVE LAB.),毛蟹(LIVE LAB.) 作曲:毛蟹(LIVE LAB.)
冒頭のアイは、色々な意味に考察できます。
英語で私という意味の「I」、心を通わせる「愛」などが候補でしょう。
見ている世界は、白黒の様子です。
もしかすると、影しか見えていない可能性もあります。
歌詞の人物が生き人形だとすると、使えているシャドーしか見えないということでしょうか。
2行目は、歌詞の人物が目立たないように生きてきたことを表現していると解釈できます。
他の者に姿を似せることは、アニメでも重要なポイントです。
また3行目は、アニメの中でシャドーをお影様と呼ぶことと掛けているのでしょう。
歌詞の人物は感謝しているようで、していません。
やはり今の状況に不満があるのでしょう。
生きたい
自問自答
何者でもないまま
何にもできないまま
生きるのは無駄ですか
悪いことですか
出典: ないない/作詞:ハヤシケイ(LIVE LAB.),毛蟹(LIVE LAB.) 作曲:毛蟹(LIVE LAB.)