【This is love/SMAP】ラップ詞の頭文字をとると…？マイケルを意識？！【コード紹介】

2016年に惜しまれつつ、本当に文字通り全国民、全世界のファンに惜しまれつつ解散したSMAP。

5人揃っての最後の出演となった「SMAP×SMAP」最終回は、なんと最高瞬間視聴率27.4%を記録しました。

めちゃくちゃファンってわけじゃなくても、SMAPが出てると何となく見ちゃう。何をやっても面白いし一人ひとりが超プロフェッショナル。

歌もダンスもカッコいいキムタクみたいな人もいれば、歌になるとマイクの音量を絞られちゃう（そしてそれを全力でネタにしちゃう）中居くんみたいな人もいる。

その代わり司会をやらせれば日本でもトップクラスの実力を発揮するという。いや本当にすごい。

「個性的」の究極をいっちゃったんじゃないですかね。5人が5人、全然フィールドがかぶらない。でもどれもこれもトップレベル。

解散した今でも唯一無二の、奇跡の国民的アイドルグループですよね。

さてそんなわけで今回ご紹介するのは、2010年に発売された彼らの45枚目のシングル「This is love」。

執筆に当たり、改めて過去の楽曲を色々聴いてみたんですが、いやー本当に名曲が多い。あとびっくりするぐらい知ってる。曲を。

シングルだけでも計55枚リリースしているんですが、サビだけなら全曲歌えるんじゃなかろうか。これ凄いことですよ。

そんな中でもこの「This is love」はちょっと毛色が違うといいますか、王道J-POPではなく、裏拍に乗るちょっとルーズな雰囲気が大人っぽい一曲。

いやーカッコいいなぁと思っていたら作詞作曲がLOVE PSYCHEDELICOです。なるほど。言われてみればこれは紛れもなくデリコサウンド…！

失礼ながら全体の歌唱力はさほど高いとはいえないSMAPですが、もはやそんなことはどうでもいいぐらいのパフォーマンス力と「引きこみ力」。

誰が歌を作ろうが、きちんと「SMAPの曲」として昇華する。かといって作り手の世界を壊すわけでもない。

そういった意味では「歌唱力が高い」のではなく「歌がうまい」んだなと思います。

さて本楽曲ですが、色々な遊び心が仕込まれております。

途中にラップ部分がありますよね？歌詞をちょっと見ていただきたいと思いますよ。

さて、お気づきでしょうかっ！ヒントは頭文字！ヒントというかほぼ答えだなこれ！

頭文字を取ると「DELICO SMAP」の文字が出てくるんですねぇ。SMAPと作詞作曲を担当したLOVE PSYHEDELICO、作り手と歌い手のまさかのコラボ！

ファンならずともテンションが上がる遊び心であります。

これも楽曲提供者であるLOVE PSYHEDELICOが仕込んだ遊び心の一つ。

この「This is love」は、SMAP全員がマイケル・ジャクソンのファンだというところから、マイケルのとある楽曲をオマージュして作られたものなんです。ご存知でした？

では早速、元のマイケルの楽曲をご紹介します！

序盤に思わぬ大物子役が。

ホーム・アローンで有名なマコーレー・カルキンが出演したことでも話題になった、マイケル・ジャクソンの「Black Or White」がオマージュ先。

イントロ部分が特にわかりやすいですかね。本楽曲を意識してSMAPナイズさせた作品が「This is love」として誕生しました。

それにしてもカッコいいなぁ、マイケル…

それではコードをご紹介しますよ！ギター片手にどうぞ。

ちっぽけなことがどうでもよくなっちゃう壮大な世界観。優しく包み込んでくれるような、温かくてポジティブな歌詞にも注目ですよ！

いやホント名曲。