夜の東京を練り歩く「Friday」MV紹介
CD発売に先駆けて「Friday」のMVがすでに公開されています。
MVの舞台は、夜の東京の街。清水翔太が、渋谷センター街、のんべい横丁、新宿ゴールデン街をはじめ歌舞伎町やお台場といった夜のシーンを本人の練り歩きで紹介するような映像です。
金曜の夜の街を楽しめるように作られたMVのテーマが良く表れていますよ。
MVのビギニングは、ネオンでキラキラ光る東京の夜空に浮かび上がるオレンジ色の東京タワーが登場。
舞台はすぐに夜のネオン街へと移行します。清水翔太が街を練り歩きながら彼女と過ごす最高の金曜の夜にふさわしい場所を探します。
街はどこも雑踏で、なかなか二人がくつろげる場所が見つからないよう…
MVの中に登場するカップルが乾杯するのはもちろん「プレミアムモルツ」。
この辺りの商品アピールもなかなかにくい工夫が凝らされてますよ。
アニメーションの仕掛け人はこの人
「Friday」のMVは、今回全体にアニメーションのクールなエフェクトが使用されています。
街のイルミネーションにリンクするように、映像上のオブジェクトに様々な色のフラッシュ効果が施されているのが特徴。
ずっと見つめているとサブリミナル効果で異次元に誘われそうな、独特の世界をかもし出しています。
そのクールなアニメを担当した方は、アニメーションデレクターの野中晶史氏。
多くのアニメーションアワードを受賞しているアニメーターで、一番新しい作品2016年の「手乗り上司」で、第12回吉祥寺アニメーション映画祭コアミックス賞受賞。
彼の作品は、ノスタルジックなサイレントムービーのような効果をもたらすノンバーバルモーションが中心。
日常のなんてことない情景や出来事を、言葉ではなく音響効果や特殊音を起用することによって表現したシュールなタッチが売り。
今まで野中晶史氏の存在を知らなかったという方は、彼の作品をチェックしてみてください。
野中晶史「手乗り上司」
清水翔太のMV「Friday」の特殊効果とは、ちょっとイメージが違いますが、面白いストーリーの切り口が興味深い作品です。
今までのミュージックビデオとは一味違う、ある意味80年代のMTVのリバイバルの様なアニメーションの特殊効果が逆に新鮮な「Friday」。
清水翔太ファンにとっても、清水翔太をこのコラボ作品で初めて知った方もエンジョイできる素敵な作品であることは間違いありません。
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