雪の中で僕だけに聞こえるものは?
君の言葉をそっと心にしまって
白くなって消えたのは アイシテルの言葉かな?
僕はそっとポケットに 手を入れてまた歩き出す
出典: Snow White/作詞:錦戸亮,安田章大 作曲:錦戸亮,安田章大
独り君を思いだす心の中を描いた歌詞。僕の心はあの日に戻ったままです。
君が僕に告げた愛の言葉、その時の君の声を今でも覚えています。
気恥ずかしさが隠せなかった好きの告白と、そのあとの少しはしゃいだ君の足取り。
あの日の2人は映像になって、僕の心にいつでも映し出すことができます。
心の映像の中で動く君が話す声もあの日のまま。君から聞いた言葉は嘘では無かったはずです。
僕の前からいなくなった、君の本当の声を聞くことはできません。
空から落ちてくる雪のように、あの日の愛が消えてしまうことに耐えられない僕。
あの日冷たかった君の手を温めるように、僕の手をコートのポケットに入れたのです。
願ったのは終わりのない愛
あれからどれだけ進んだ 限りなく側で寄り添った時間(トキ)
また明日(あす)歩いてく僕 永久の愛を祈って今も…
出典: Snow White/作詞:錦戸亮,安田章大 作曲:錦戸亮,安田章大
君と別れてから季節はいくつ変わったのでしょう。
君がいない冬はこれで何度目なのか、数えることは止めておきます。
冬の空の下を隣にいた君の影を追いながら歩く僕。
君との思い出を求めて過去しか見ていない僕にも明日が来ます。
終わることなんか考えなかった僕と君の愛は、あの冬の願いと何も変わっていません。
独りの僕と僕の前にはいない君との願いを僕はまだ信じています。
温もりが押してくれる
夜空舞う君が僕の黒を白に 染めて背中押してゆく
ただそれが優しくて いつまでも君を見つめてた
出典: Snow White/作詞:錦戸亮,安田章大 作曲:錦戸亮,安田章大
独りだけど独りじゃない、切ないけれど優しく温かい。
黒は悲しみを抱えた「僕の心」、その悲しみを溶かす白い「雪」。
冷たいはずの雪は、ここでも優しい温かさをもった君として描かれています。
落ちてくる雪が本当に君だったらと願いつつ、必ず消えてしまう雪に募る切なさ…。
でも君が残していった温もりだけは消えていません。
もう一度僕が前を向くために、君は心を温めてくれました。
雪の中で独り思い出に戻ります
あと何度君に会えるなんて 数数えても分からなくて
分かりそう でも分かりたくなくて
不安になる夜もあるけれど どんな高価な指輪なんかより
君がくれるサプライズが 何よりの贈り物だから
出典: Snow White/作詞:錦戸亮,安田章大 作曲:錦戸亮,安田章大
失恋から立ち直って前を向こうとした僕。でも思い出が僕を引き留めます。
愛し合う2人が会えなくなる理由は何があったのでしょうか。
会える回数をカウントダウンする愛の結末に幸せは見えません。
あと何回会えるの?と本当なら泣きたくなる日々を明るく過ごした2人。
指輪を渡そうとした僕を君は拒否をしたのでしょう。
2人の愛を形で残すよりも思い出として心に残すことを望んだ僕と君。
笑顔で過ごすしかなかった別れまでの日。
歌詞はこのあとも雪を見ながら君を思いだす僕を追い続けます。