【CHEERS】とはどんな曲?
森永製菓のCMソングでも起用
Mrs. GREEN APPLEといえば若者から絶大な支持を受けている人気バンド。
YouTubeに公開されているMVでは1000万回に近い再生回数を獲得しています。
そんな彼らが2019年10月2日に4枚目のアルバム【Attitude(アティテュード)】をリリースしました。
【インフェルノ】や【ロマンチシズム】など人気曲も収録されているアルバムです。
そして今回歌詞の意味を解釈していくのは、同アルバムに収録されている【CHEERS(チアーズ)】。
この楽曲は森永製菓のCMソングにも起用されたことで注目を浴びました。
落ち込んでいる時にどこか楽しい気持ちにさせてくれるのがこの楽曲の魅力。
歌詞の意味を読み解きながらMrs. GREEN APPLEが伝えたい想いを解釈していきたいと思います!
タイトルの意味
タイトルは【CHEERS】。
これを直訳すると「乾杯」という意味になります。
乾杯をする時といえば、飲み会やパーティー、楽しい食事会の時を連想しますよね。
幸せな時、祝福する時、楽しんでいる時、ついつい乾杯と口に出したくなってしまうものです。
タイトルからも愉快な雰囲気が伝わってきます。
始まりの歌詞から伝わる優しさ
涙が出るのを堪える必要は無い
教えてよ
君は何故、泣くのを我慢して呑み込んでるの?
出典: CHEERS/作詞:大森元貴 作曲:大森元貴
涙を堪えている人に優しく寄り添っている姿が目に浮かびます。
人は辛い時や悲しい時には涙が出てくるもの。
しかしここでいう君という存在は、涙を簡単には流せない理由があるようです。
我慢して良いことなんてありません。
我慢していると自分の中で、悲しい気持ちがどんどん膨らんでいってしまいます。
するといずれ悲しみに心を支配されてしまうでしょう。
そのような状況になってしまう君をみて、主人公は見て見ぬ振りはできないのです。
心の内を話せば気持ちはだいぶ楽になります。
悲しみを少しでも軽減してあげられるかも知れません。
「泣きたい時は泣けば良いし、辛い時は頼ってくれれば良いんだよ」。
ここではそのような想いを感じ取ることができるのです。
世の中は理不尽
偏った世の定規で図られる今日も
とりあえずさ
出典: CHEERS/作詞:大森元貴 作曲:大森元貴
この部分の歌詞では、現実というものの恐ろしさが描かれています。
世の中は正しいことは正しくあるはずです。
しかし私たちが生きているこの世界にはたくさんの理不尽なことが待ち受けているのです。
間違っていることも権力者や力のある人が正しいといったら正しくなってしまう。
そのような日々も頻繁にあるのだよといっているのではないでしょうか。
ですが今は理不尽な日々への怒りや不満は忘れて楽しめば良い。
一旦心の隅に置いといて、楽しいことだけに目を向けることも大切なのです。
本当の自分を偽らない
教えてよ
君は何故、「自分」と隠れん坊をしてるの?
出典: CHEERS/作詞:大森元貴 作曲:大森元貴
この歌詞では比喩表現が使われています。
単純に考えるとただの遊びですが、相手が友達ではなく自分になっています。
どうして自分を隠して過ごしているのかを問いているのでしょう。
つまり君は自分の本当の心を偽っているのです。
君という存在は心を閉ざしてしまっているのでしょう。
人を信頼できずに人間不信にまで陥ってしまっているのかも知れません。
でもそれは自分を余計に苦しめているだけだよといっているのではないでしょうか。
心を閉ざすと周りが見えなくなります。
手を差し伸べてくれている人すらも見えずに、1人で考え込み、嫌な考えが悪循環してしまうのです。
この歌詞では、自分を隠すことはやめて本当の自分をさらけ出す。
するともっと世界は広がるのだよということを伝えたかったのではないでしょうか。