サザン、51枚目のシングル「BOHBO No.5」
鮮烈なロック・ナンバー
平成最後のNHK紅白歌合戦にて「究極の大トリ」として出演。
「希望の轍」「勝手にシンドバッド」
2曲による圧巻のパフォーマンスで現役最強バンドの姿を披露したサザンオールスターズ。
2019年3月からはドーム公演を含む全国ツアーを展開します。
そんな彼らが2005年7月20日に発売した51枚目のシングル「BOHBO No.5」。
この曲は鮮烈なロック・サウンドとあらゆる意味合いの言葉を詰め込んだ歌詞が魅力です。
サザンオールスターズがこの曲で伝えたかった人生論とはどういうものでしょうか?
歌詞を紐解いて、明日からの生活にいかしていきましょう。
「I Love You」を繰り返した日々
鍵盤とブラス・アンサンブルが強烈
ピアノとハモンド・オルガン、ギター、ブラス・サウンドの絡み合いが聴く者の胸を昂ぶらせます。
桑田佳祐のヴォーカルが被さるとサザンオールスターズのロック・テイストな曲の王道と感じさせます。
和洋中、三ヶ国語
裸の人間同士で行こうな
夢見る少年同士でいような
互いに Yummy(ヤンミー) Yummy(ヤンミー) Yummy(ヤンミー) 寂しんBoys
愛する女性(ひと)のため"我愛尓(ウォーアイニー)我愛尓(ウォーアイニー)泣いた
あの頃 惨めなLonely nights
出典: BOHBO No.5/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐
サザンオールスターズの歌詞というと日本語と英語の折衷が定番です。
この「BOHBO No.5」ではさらに中国語まで登場します。
歌詞を調べると「我愛尓(ウォーアイニー)」と出てきますが、正しい表記は「我愛你」です。
意味は「私はあなたを愛しています」もしくは「I Love You」。
その前の英語「Yummy」は「美味しい」という意味の幼児語。
スラングでは「魅力的な女性」を指します。
まっすぐ生きたい
嘘をつかないでともに生きよう。
いつまでも子どものように希望をつないで生きていこう。
お互い「あの娘が素敵」と囃し立てるさびしんぼうの少年たち。
恋した女性のために「愛しているよ」を繰り返しては泣いた。
寂しい夜をいくつも過ごしてきたねと歌います。
桑田佳祐の純粋なこころが透けて見える様な歌詞です。
いい大人になっても少年時代のうぶなこころを忘れずに日々を生きていこうと誓います。
「BOHBO No.5」、タイトルの秘密
パロディと下ネタ
タイトルの「BOHBO No.5」とはキューバのペレス・プラードによる「Mambo No.5」のパロディ。
「BOHBO」とはこの記事では愛の呪文のひとつとして紹介します。
正確に知りたい方は「BOHBO NO.5」のWikipedeiaをご参照ください。
まさかの下ネタです。