挫けないのは存在の証明
僕の生きる理由
たとえそこには抗えないような
法則がすでにあるとしても
試されてるのさ 運命という
僕らの意思を脅かすものに
出典: divine intervention/作詞:林英樹 作曲:佐藤純一
抗えないような法則。
神の摂理や運命といったあまりにも大きな流れ。
けれど決して挫けない。挫けてしまえば神や運命に屈したことになってしまうから。
ここの歌詞が「意志」ではなく「意思」と書かれているのは、「存在」そのものを肯定するという意図があるからなのでしょう。
人は様々な思いや考えをもって生きています。個人の純粋な「意志」になる前の「意思」。それこそが人間という存在の証明になるのではないでしょうか。
「マモルモノ」ならば
生まれる前から知ってたんだよ
身を焦がし誰がため戦う?
僕は操られ
人形のような目をしてた
あの日まできっと
それをいつしか君は小さな手のひらに
優しく想いを溶かすように包んだ
出典: divine intervention/作詞:林英樹 作曲:佐藤純一
「マモルモノ」とは、神や運命によってすり替えられたニセの存在でしょう。
人形のように操られ、死んだ目をしてそれを必死に守っていた。
「君」はそれを否定しません。優しく手のひらに包んで受け入れてくれたのです。
そんな「君」だからこそ、「僕」は守りたいと思うのでしょうね。
そして僕は「自由」になった
完璧な意思と涙 手に入れ
それから叫んだ その名を
僕は操られ
人形のような目をしてたんだね
あの日まで誰のため戦う
疑うこともなくただ…
出典: divine intervention/作詞:林英樹 作曲:佐藤純一
本当に「生きる」ことができるのは、守るものを手にした時なのでしょう。
自分の「意思」で守ると決めること。それが完璧な意思であり自由。
それには痛みが伴います。「生きる」ことは戦うこと。必要な涙なのです。
守るものならば
生まれる前から知っているから
身を焦がし君のため戦おう
僕は愛してる
深く深く それを見つけた
あの日からずっと
まだ届かないなら
もっと強くその名を叫ぶよ
宙(そら)に
出典: divine intervention/作詞:林英樹 作曲:佐藤純一
大切なものや日常は、いつだってそこにあると思いがちです。
けれど本当はいつ崩壊してもおかしくない危ういバランスの上に立っているのです。
どこかで起きた不幸。それは明日には自分の身にふりかかるのかもしれないのです。
だからこそ自らの「意思」をもって守らなければならない。戦わなければならない。
そんなメッセージを感じる歌詞ですね。
おわりに
「僕」はどこにでもいる
当たり前の日常は、実は奇跡と呼んでもいいくらい貴重なものです。
それを大切に、自ら守るという意思をもって生きていく。それこそが本当の自由。
そんなことに気づかせてくれる一曲です。
この曲を聴いて、そういった強い心を持てるようになりたいと、筆者も思いました。
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