こうして「鍵」を空に翳し、時を戻して「NEVERLAND」の主人公になることができました。
文字通り「時」と「空」のドアを開けて夢の世界に入るのです。
扉の先、夢の世界は具体的にどんなところなのでしょうか。
時空のドアを叩け
壊れてく巨大な壁
天を貫けシンフォニー
Gone with the wind いつかの憂いも全て
孤独も掻き消すように
出典: NEVERLAND/作詞:ヒロイズム・Hacchin' Maya 作曲:中西亮輔・ヒロイズム
そこは現実という名の巨大な壁を壊した先にある世界でした。
その場所では現実の悲しみや辛ささえも、遠い昔のことに感じられるでしょう。
現実では孤独を感じていたとしても、夢の世界なら独りではありません。
仲間とともにどんな魔法だって使える、そんな素敵な場所なのです。
物語はアルバム「STORY」へと続く
いつまで待てばいいの?
ここまで歌詞を振り返ってみても、冒頭の「瞬間を待て」というフレーズの答えが出てきませんでした。
子供に時を戻すまで待てという意味なのでしょうか。
ですが「NEVERLAND」では時計の針を自在に回せるはずです。
時を自在に操れと言っているのに、待てというのはなんだかちぐはぐな印象を受けませんか。
答えは「STORY」の中
グループ名の頭文字を冠したコンセプトアルバム、その最後を飾るのが「STORY」です。
その1曲目に収録されている「STORY」の中に、答えはあります。
Ding Dong
Ring a Ding Dong
時空の扉の先
超えろ
NEVERLAND
時は満ちて
ここに、辿りついた NEWS
続く STORY
出典: STORY/作詞:ヒロイズム 作曲:中西亮輔・ヒロイズム
時は「NEVERLAND」内ではなく「STORY」で満ちるのです。
壮大なミステリー小説のように、1枚目のコンセプトアルバムで張った伏線が4枚目でようやく回収されました。
これ以外にも、アルバム「STORY」には様々な仕掛けがあります。
「NEVERLAND」では、クローバー型の「鍵」が初回限定盤に封入されていました。
そしてアルバム「STORY」にはそのままずばり「クローバー」というタイトルの曲が収録されています。
また、最後に収録されている楽曲のタイトルが「NEW STORY」という粋な演出。
コンセプトアルバムの最後を飾るタイトルが、再びグループ名の1文字目に戻ってくるのです。
これによって聞き手はまた「NEVERLAND」へと帰ってくることになりました。
まさしく終わらない物語といえるでしょう。
もちろん「NEVERLAND」だけでも十分に楽しめます。
ですがアルバム「STORY」へと巧妙に張られた伏線も知れば、より引き込まれること間違いありません。
最後に
「NEVERLAND」には聞き手をワクワクさせる仕掛けが沢山ありました。
歌詞を解釈することで、夢の世界をより身近に感じることができたのではないでしょうか。
また、アルバム「NEVERLAND」に収録されている他の楽曲も「7つの脅威」で構成されているはずです。
他の曲も「NEVERLAND」に属していることに違いはありませんから。
すでにご存知のように「愛」は生きていくために絶対必要なエレメントなのですべての曲に含まれています。
他の曲がそれぞれ「愛」以外のどのエレメントに当てはまるのか、考えてみるのも面白そうですね。
その際にこちらの記事が参考になります。
NEWS【EMMA】歌詞の意味を紐解く!貴方もエマに夢中…?!「サヨナラ」が見える関係が切ない… - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
NEWSの21枚目シングル「EMMA」。NEWS4人の大人の魅力を存分に発揮した楽曲で、曲中に出てくる「EMMA」を求める主人公の切なくも熱い想いが伝わってきます。セクシーなダンスにも注目です!
EMMAという女性を求める熱い愛の歌です。
小悪魔な彼女との恋愛は一筋縄ではいかないようでした。
この曲に含まれる「愛」以外のエレメントはなんなのでしょうか。
ぜひあなたの目と耳で確認してみてください。
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