aiko「嘆きのキス」
まずは「嘆きのキス」の基本情報に触れていきましょう。
2009年リリース
「嘆きのキス」は、2009年2月18日にリリースされた25枚目のシングルです。
2009年にリリースされたのは、実はこの1枚だけであり、曲を量産しているイメージの強いaikoには珍しいリリースになりました。
また、両A面シングルとしてリリースされ、もう1曲には「milk」が収録されています。
この「milk」も名曲として名高い1曲になっており、スカ調のアレンジにポップでキャッチーなメロディーが上手に絡まった楽曲になっています。
さらには、そこにaiko特有の切ない健気な歌詞の世界が描かれ、筆者もとても好きな1曲です。
こちらは「ブリヂストン・アルベルト」CMソングに起用されているので、この楽曲も耳馴染みがある人も多いのではないでしょうか。
ちなみに筆者は「milk」の歌詞解説を過去に書いてますので、こちらもぜひチェックしてみてください!
aiko「milk」のシングルランキングと歌詞に込められた気持ちとは? - otokake(オトカケ)
aikoの25枚目のシングルである「milk」は「嘆きのキス」との両A面シングルとして2009年にリリースされました。ブリヂストンの自転車「アルベルト」のCMソングにも選ばれ、人気を博したこの曲のランキングと歌詞に迫ります。
そんな「milk」とは相反するように、「嘆きのキス」は珠玉のバラードに仕上がっています。
どちらの楽曲もaikoらしさが詰まっていて、その引き出しの多さを象徴するような1枚となりました。
そして、このシングルはオリコン週間チャートで首位を獲得しました。
実は、aikoにとってオリコン週間チャート(シングル部門)で首位を獲得したのは、この作品が初めてなんです。
aikoのデビューは1998年なので、10年以上の時を経てやっと1位を獲得したわけですが、その10年間、決してくすぶっていたわけでもなく売れていたと思うので、この事実は実に意外です。
時代的に他に爆発的に売れたアーティストが多かったのかもしれませんね。
それでは、次に収録アルバム情報を紹介します!
アルバム「BABY」に収録
「嘆きのキス」は、2010年3月31日にリリースされた9枚目のアルバムである「BABY」の7曲目に収録されました。
ちなみに、「milk」も3曲目に収録されています。
シングルに続き、このアルバムもオリコン週間チャートで首位を獲得しています。
この結果を見てみると、2009年~2010年あたりはaikoの当たり年だったのではないでしょうか。
シングル・アルバム共に、好セールスが続きました。
その背景には、きっとタイアップも関係しているのではないかと想像することができます。
それでは、次にいよいよ「FFCC EoT」のCMソングへの起用について触れていきましょう。
「FFCC EoT」のCMソングに使われた曲!
「FFCC EoT」って何の略?
まず、気になるのは「FFCC EoT」って何の略なのか?ってことです。
むしろ、「何それ?」という人もいるのではないでしょうか。
実は、これは「ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル エコーズ・オブ・タイム」の略なんです。
「ファイナルファンタジー」と聞けば分かる人も多いかもしれません。
それでも分からない方の為に説明すると「ファイナルファンタジー」は、スクウェア・エニックスが発売しているアクションRPGゲームソフトです。
「ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル エコーズ・オブ・タイム」は、2009年1月29日にニンテンドーDS用・Wii用のソフトとして発売されました。
2つのハード用に発売されることは珍しく、ファイナルファンタジーシリーズとしては初めてのことです。
また、ワイヤレス通信などを使って両ハードで1つのゲームを遊べるような仕様になっており、これは世界で初めての仕様として話題になりました。
ちなみに「ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リング・オブ・フェイト」の続編であり、実はこの前作もaikoに関係があるのです。
「ファイナルファンタジー」のイメージソングは2作目
「ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リング・オブ・フェイト」は、2007年8月23日に発売されたニンテンドーDS用ゲームソフトです。
実は、このイメージソングをaikoが担当しています。
ということは、aikoが「ファイナルファンタジー」に関わるのは2作品目なんですよね。
ちなみに、こちらでは「星のない世界」という楽曲が起用されました。