未来はそう 封を切る前の前
出来上がってさえいない原材料
「まだまだ足掻ける ここから駆けるんだ」って
君の 君の一声で全て始まる
出典: 神風エクスプレス/作詞:焚吐 作曲:焚吐・みやかわくん
しかし、未来が来る前から恐れていては何もできません。
やってみないと分からないことだってたくさんあります。
それに「原材料」といっているので、きっとこれから成長していく部分もあるはず。
まだ見ぬ未来を恐れる必要なんてないのです。
それでも不安な時は、自分を応援している周りの存在を思えば、きっと踏み出す勇気も出ます。
コナンの周りにも、いつも手助けしてくれる心強い仲間がたくさんいます。
そんな仲間たちの一言に支えられているからこそ、強大な敵にも立ち向かえるのでしょう。
今まで描いてきた夢(=特急列車)を発進させよう!
一二の三で飛んでいこう 目は閉じていて構わない
熱を帯びる夢
瞼の裏で もうずっと思い描いてきたエクスプレス
とうとう発進です
出典: 神風エクスプレス/作詞:焚吐 作曲:焚吐・みやかわくん
ここの部分では「未来に向かって飛び込んでいこう」というメッセージが込められています。
「目は閉じていて構わない」という言葉も素敵ですね!
「未来が怖いのであればその気持ちを抱いたままでも良いからとりあえず飛び込んでいこう」
そんな意味が込められているように感じます。
「エクスプレス」とは「速い」といった意味を持つ単語です。
歌詞の最後に「発進」とあるので、ここでいう「エクスプレス」とは特急列車を指しているのでしょう。
今まで描いてきた夢(=特急列車)をいよいよ発進させる時が来た!という意味ではないかと推測できます。
過度な期待はプレッシャーになることもある
ああ 明けた空が誘っている 白いアーチを成して
僕らを待ち構える
「その期待こそが足枷なんだ
どうか放っといてくれよ」
出典: 神風エクスプレス/作詞:焚吐 作曲:焚吐・みやかわくん
1番の冒頭では明け方の光景について描かれていました。
でも2番に入ると「空けた空」とあるので、すっかり朝になっています。
ここの部分の歌詞では「空けた空」と、新しい未来が始まった時の心情を重ねているのでしょう。
自分の周りに応援してくれる人や期待してくれる人がいることは素敵なことです。
しかし、それがあまりにも重たすぎると本人がプレッシャーを感じることもあります。
そんなプレッシャーに耐えきれず、この歌詞の主人公は「放っといてくれよ」といっていますね。
愛や夢に四苦八苦することだってある
いつだってそう 忙しい生き物だ
頼まれちゃいないのに今日だって
何十回目かの 愛や夢に四苦八苦
正直 うんざりすることもあるけれど
出典: 神風エクスプレス/作詞:焚吐 作曲:焚吐・みやかわくん
夢を追いかけている中で、忙しい状況に巻き込まれることもあるでしょう。
人間関係でぶつかって心に余裕がなくなるということもあるかもしれません。
ここでは、そんな余裕のない状態について描かれています。
勇気を持って踏み出した未来が良いことづくしとは限りません。
困難が訪れることだってあるでしょう。
ちなみに「愛や夢に四苦八苦」という部分は、コナンの内容にもちょっと絡んでいるような気がします。
「名探偵コナン」は推理アニメというイメージが強いですが、実はラブコメ要素もたくさんあるんです。
コナン(新一)と蘭だけでなく、多くの主要キャラクターたちには"想い人"がいます。
なので「なんで私の気持ち分かってくれないのよ!?」みたいな恋愛っぽい展開になることも多いのです。
そんな恋愛関係でギクシャクする様子を「愛や夢に四苦八苦」からイメージすることもできますね!
時には立ち止まることも大事
地平の向こう 一心に目を凝らすのも無駄ではない
高らかに歌え
僕らが明日を見ていた丁度そのとき
明日の方も僕らを見ていた
出典: 神風エクスプレス/作詞:焚吐 作曲:焚吐・みやかわくん
進むべき道が分からなくなってしまった時は立ち止まって考えることも大事。
ここの部分には、そんなメッセージが込められているような気がします。
どうやって進んでいくべきか模索していればそのうち素敵な未来がやって来るはずです。
「明日の方も僕らを見ていた」の部分では、そんな希望を感じることができますね!
自分のビジョンにとらわれ過ぎないことが大切
願いだって未来だって 僕らはむしろ曖昧な方が良い
飛び方もなんとなくで良い
きっと きっと そっちの方が長く飛べるや
出典: 神風エクスプレス/作詞:焚吐 作曲:焚吐・みやかわくん
はじめっから具体的すぎる夢を持たなくても良いのです。
進んでいくうちに方向転換したくなることもあるかもしれないですからね。
自分のビジョンに縛られ過ぎないことが大切です。
きっとそうした方が自由に夢を追いかけられる(=長く飛べる)のではないでしょうか。