1回見れば忘れないボートレースCM! そのインパクトを生む佐藤流司の歌唱力
渡辺直美を筆頭とする人魚姿の姉妹がノリノリで踊るボートレースのCM。
ほとんどの方は目にしたことがあるのではないでしょうか。
このCMが印象に残る要因は、ダンサーの人魚ガールズを躍らせている曲の絶大なインパクトです。
つまり、楽曲抜きに語ることはできません。
その楽曲こそが今回ご紹介する【見えないスタート】です。
劇団ひまわり所属の佐藤流司が歌う本楽曲からはボートレースのような熱い挑戦の気持ちが伝わってきます。
歌唱力もさることながら、甘いマスクでファンを魅了する彼のMVに注目してみましょう。
なぜに~恐れないの~
冒頭のメロディーで聴く人を一気に引き込むこの楽曲、インパクトは絶大です。
数々の2.5次元ミュージカルに出演する俳優にして1stがオリコン週間ランキング1位に輝いたミュージシャン。
作詞、作曲、プロデュースなど、幅広く活躍するアーティストそれが佐藤流司です。
この曲のメロディーとして使われているのは、実はベートーベンの楽曲だというのはご存知でしたか?
『ピアノソナタ第8番 ハ短調 作品13悲愴』です。
クラシック音楽に詳しくない人でも耳にしたことがあるだろうベートーベン初期の名作。
9話まで放映のストーリーCM
佐藤流司【見えないスタート】をフィーチャーしたボートレースCMは2019年1月から放映が開始されました。
出演しているのは、脱サラしてボートレースの世界に飛び込んだ田中圭演じる新人ボートレーサー田中くん。
マジメでメンタルが弱いため悩みながらも成長していく過程が描かれています。
そして一目で彼のファンになってしまった人魚姫姉妹の長女ナオミ(渡辺直美)です。
他にも田中くんに何かを感じて注目するカメラマンと記者にお笑いトリオのロバート。
人魚界の魔女とその謎の相方にブラックマヨネーズといったそうそうたるメンバーが出演していますね。
佐藤流司の圧倒的な歌唱力は、出演者たちの溢れるような個性に負けていません。
それどこか、それらをひとつにまとめ上げているようにも感じます。
シリーズものになっているので、ぜひ公式のYouTubeチャンネルからご覧ください。
壮大なストーリーがCMの域を超えたクオリティに仕上がっています。
本人もCMに登場
第7話では佐藤本人もCMに登場。
出演シーンはわずか数秒ですが、2.5次元ミュージカルを思わせるステージセットに立つ姿は貫禄があります。
宝塚歌劇風のキメキメな衣装で熱唱する切れのある動きがとても印象的ですよ。
配信リリースの佐藤流司にうっとり
シックなスーツでアダルトに
さてこの【見えないスタート】は、ビクターエンターテイメントから配信限定でリリースされています
いかがですか?
黒のシックなスーツをアダルトに着こなして歌う姿に思わずうっとりしてしまいます。
その声はその甘いルックスに似合わぬバリトンボイス。
バリトンの中でもハイ・バリトンと表現するのがぴったりですね。
張りのある声で小細工なしでストレートに歌う彼。
シンガーとしての実力がこの1曲に凝縮されているといって良いでしょう。
イケメンでスタイルも抜群ですがこのMVで最も印象的なのは、その瞳ではないでしょうか。
もちろん大きいのですが、それだけでなく、とにかく“目力”が強い。
こんな瞳で見つめられたら…と想像しただけでうっとりしてしまう女子も多いかもしれませんね。
メイキング映像でパフォーマンス映像をじっくりと
さらに注目したいのがこのオフィシャルのメイキング映像です。
ここでは曲そのものというより、彼のパフォーマンスをじっくりと見ることができます。
プロの振付師によって作られたダンスではないのがまた素敵です。
歌いながら湧き出てきた感情のままに全身で表現する様子からはアーティストであることが伝わってきます。
アイドル路線ではありながらも、本楽曲のMVでは徹底してアーティストとしての主張をしているようです。
ちなみにこの曲のジャケットアートにも注目ですよ。
アートやファッション、広告撮影、PV映像監督などを中心として世界的に活躍する人物が手掛けているのです。
シンガポール出身のカメラマン、レスリー・キー。
彼が本楽曲のために撮り下ろしたものがジャケットアートとして採用されています。
スーパーモデルやセレブリティにもファンが多いレスリー・キーのモノクロ写真。
アイドル感はまったくといっていいほど感じない、まさしくアーティストとして魅せています。