4ピースロックバンド「WOMCADOLE」

【イルトエマ/WOMCADOLE】痛々しいほどストレートな歌詞に注目!!MVのライブシーンは必見!の画像

関西を拠点に活動する4ピースロックバンドWOMCADOLE」。

読み方は「ウォンカドーレ」。リスナーからは「ウォンカ」という愛称で呼ばれています。

2011年に結成されましたが、メンバーの脱退や活動休止などファン・メンバー共につらい時期もありました。

様々な困難を乗り越え、活動を再開したのは2016年のこと。

2018年時点では、比較的ニューカマーなバンドと言えるのではないでしょうか。

筆者が感じるWOMCADOLEの魅力を一言で表すなら、「共鳴」です。

ベテランのバンドが列挙する邦楽ロック界では、まだまだルーキーの位置付けにあるWOMCADOLE

もしかすると、多少粗削りな印象を受ける部分もあるかもしれません。でも、そこがイイ!!

特に、何かに縋るような叫びにも似た歌声からは、バンドの感情がダイレクトにリスナーへ伝わってきます。

切なげなボーカルに反し、疾走感のあるロックサウンド。そのギャップが、より一層ボーカルを際立たせています。

一体そんな細い体のどこからそんな声量が出てくるの!?と不思議に思うほど、圧倒的な存在感を放つボイスは一度聴くと虜になること間違いなし。

圧倒的な声量と疾走感でリスナーを捉え、ストレートな歌詞と切なげに響くボーカルが、リスナーの”心”に共鳴します。

アップテンポで激しいロックナンバーが好きな方には、ぜひともおすすめしたい、筆者イチオシのバンドです。

「イルトエマ」というナンバー

さて、今回ご紹介するのは「イルトエマ」というナンバーです。

同曲は、2014年にリリースされたライブ会場限定のデモシングルです。

会場限定のため、Amazon・iTunesなどでも購入ができない超プレミアな楽曲なんです><

いまのところ(2018年4月時点)は、Youtubeでしか音源を聴けないもどかしさ……!

今後、徐々に活動の幅が広がっていった暁には、フルアルバムなどに収録されてほしい……と筆者は切に願っています。

もし、そのデモシングル持ってるよ!という方がいらっしゃったら、それめちゃくちゃ貴重です!!!

お大事になさってくださいませ!(将来、ドヤ顔で自慢できますよ……(=゚ω゚)にやり)

同曲は、歌詞もさることながらMVにも注目して頂きたいナンバーです。

これより詳しくご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください♪

MVにも注目!

どうですか!!めちゃくちゃかっこいいですよね!!!ライブ行きたくなっちゃいますよね!!

筆者は、ライブ映像が組み込まれたMVが大好きなので本当におすすめしたいです。(笑)

WOMCADOLEの、「あー!ここクセになる!」っていうポイントがあるのですが、皆さんはどこか気になったところはあったでしょうか?

筆者は、「ボーカルの声量に反した涼しげな表情」がめちゃくちゃ好きなんです……(照)

「えっそんな涼しげな顔してこんな声出すの?」みたいな。。。

視覚と聴覚のギャップがまた良いんです……(伝わってほしいこの気持ち)

筆者の性癖(?)は置いておいて、いかがでしょうか、このMV!

歌詞×風景×ライブ映像という、ちぐはぐな感じも楽しめるちょっと不思議なMVです。

音源がここでしか聴けないので、ヘビロテ待ったなしです。

まっすぐな歌詞に注目!

それでは、気になる歌詞を見ていきましょう!

筆者が特にオススメしたい箇所をピックアップしてご紹介していきます。

僕の中の僕

汚い嘘も 綺麗な本当も
聞こえたけど 遠い世界のだったよ
僕の中の僕が睨んでんだよ
今日も明日もそのずっと先も

出典: イルトエマ/作詞:樋口侑希 作曲:樋口侑希

特に秀逸だなと思ったのが、”僕の中の僕が睨んでいる”という表現です。

若い頃、いわゆる思春期と呼ばれる時期には、敏感に感じたことがあるかもしれません。

理想の自分と、現実の自分のギャップ。

筆者は、この曲は「理想の自分と現実の自分」について歌っているのではないかと考えました。

歌詞の中には、第三者を表す語彙として「あなた」「少女」「君」の3種類が使われています。

これはそれぞれが、自分の中に存在する「理想の自分」なのではないかと思ったのです。

「夢」という言葉に置き換えても良いかもしれません。

対して、自分を表す語彙は「僕」のひとつだけ。これが表すのは「現実の自分」ですね。

”僕の中の僕が睨んでいる”という表現は、自分で自分のことが許せない・認めたくないという気持ちを描いた一節だと感じました。

もう二度と会えない

もう二度とあなたに会えないのに僕は
一人ぼっちここで息を吸って吐くの
涙が出るよ 痛いくらいに出るよ
とがった想いを握りしめて

出典: イルトエマ/作詞:樋口侑希 作曲:樋口侑希

”もう二度と会えない”というのは、掲げた「夢」や「理想」を諦めてしまっている状態。

「夢」や「理想」を諦めて、残ったのは何も持っていない「現実の自分」だけ。

”ひとりぼっち”で生き続けるしかない。諦めたのは自分のくせに、そんな状況が悔しくて情けなくて。

”痛いくらいに涙が出る”。理想と現実のせめぎ合いの中で、感情が溢れてしまっているんですね。

”とがった想い”というのは、自分を非難する想いかもしれません。

一度でいいから

一度でいいから願いが叶うなら
どうかこの僕をあなたの所へ
命だってないし体だってないけど
一生一度 願った僕は
神様に誓ったんだ
僕の声は聞こえたかな

出典: イルトエマ/作詞:樋口侑希 作曲:樋口侑希