誰がやろうが真似出来ねえ
派手なフローで上げてくぜ
出典: The Champion/作詞: Zeebra 作曲:理貴,Zeebra
「フロー」とは言葉の流れを意味します。
誰かのフローを真似たり奇をてらってもうまくはいかず、その人が持って生まれた才能が如実に現れる部分です。
麻天狼はフローに絶対的な自信を持っているのかもしれませんね。
そのフローを持ってすれば、次の勝利も確実だと思っているのでしょう。
向上心の塊・伊弉冉 一二三
でもまだ満足には程遠い
いつだってウォリアーの装い
雑魚がつまらねえ物乞い
相手にゃしてねえぜ 来やがれ一昨日
出典: The Champion/作詞: Zeebra 作曲:理貴,Zeebra
麻天狼は自分たちの力に自信を持っていますし、実際トップに上り詰めました。
しかし、玉座にあぐらをかいているつもりはないようです。
麻天狼の実力はまだ出し切っておらず、さらなるパワーを秘めているのでしょうか。
もしかすると、勝ち続けている間は自分たちの限界が見えないのかもしれません。
彼らが「全てを出し切った」と言い切れるとすれば、それは敗北のときなのかも……。
また、ライバルたちに対して「もっと強くなれよ!」と発破をかけている可能性もあります。
もっと強い相手と戦って勝利できれば、「チャンピオン」のポジションは更に高くなり、誰の手も届かない存在となり得るのです。
だからこそ、弱い相手には見向きもしません。
自分たちにとってプラスになる相手と戦うことで、実力を試し続けます。
危険予知を怠らない独歩
ここからはDOPPOこと観音坂 独歩(かんのんざか どっぽ)のリリックパートです。
俺らがナンバーワンって事は
誰に狙われるか分からない
出典: The Champion/作詞: Zeebra 作曲:理貴,Zeebra
ヒプノシスマイクのシーズンバトルの頂点は、麻天狼ただひとつ。
そのポジションを常に狙っているラッパーがあちこちにいるはずです。
ヒプノシスマイクを持った独歩を動けなくさせれば、チームの力を2/3に落とすことができる。
そう考えている悪い輩もいることでしょう。独歩はそれを危惧しています。
必要以上素性明かさない
とでも言いたいが 職場は変わらない
出典: The Champion/作詞: Zeebra 作曲:理貴,Zeebra
自分の名前、所属、住所、あらゆる情報を公表しなければネオンの影に身を潜めることができるかもしれません。
しかし独歩は営業マン。
「観音坂 独歩」という名前と会社名、連絡先が書かれた名詞を配り歩いているわけです。
さらにはいわゆる「社畜」のため、一日の大半を営業か会社で過ごします。
簡単に居場所を特定されてしまうのだと諦めています。
仲違いするほど馬鹿じゃないだろ…
出典: The Champion/作詞: Zeebra 作曲:理貴,Zeebra
悪い輩が麻天狼のメンバーに危害を加える恐れがひとつ。
そしてもうひとつ、メンバー同士の自滅を望んでいる輩もいるのではないかと独歩は考えているようです。
しかしメンバーの諍いが麻天狼の敗北につながることぐらい、一二三も寂雷も分かっています。
現在公開されている歌詞はここまでですが、恐らくこの後独歩はあらゆる危険性を検討するのでしょう。
次なるバトルをにおわせる『The Champion』
医師の寂雷、ホストで二重人格の一二三、社畜サラリーマンの独歩。
てんでバラバラに見える麻天狼ですが、チームとしてバトルを制する結束力があることは確かです。
この後独歩はどのようなリリックで他を圧倒するのでしょうか。寂雷のパートも気になります。
現時点で優勝記念の曲でありつつ、他ディビジョンを鼓舞するような力強い曲になっていることは間違いありません。
次なるバトルが楽しみですね!
ヒプノシスマイクが好きならこちらもチェック!
ファイナルバトルの舞台となった『DEATH RESPECT』。
麻天狼がチャンピオンになった瞬間を、ぜひご覧ください。