ここは異次元?「カタルシスト」の世界
「カタルシスト」のトレーラーMVは先にアップされていて、サビの部分のみ紹介されていました。
こんな感じです。
「カタルシスト」のトレーラーMV
爽やかで力強く、でも優しく語るようなサビのメロディーでした。
ここだけ聴いても心踊る内容です。
RADWIMPSの”あなた”という呼びかけの歌詞はほんとに柔らかく聴こえ、疾走感の中にも包み込むような温かさがあります。
ちょっとびっくりな曲構成!
それではいよいよ「カタルシスト」のフルヴァージョンMVをご紹介しましょう。
野田洋次郎も曲の始まりに驚くとコメントしていた不思議な世界へどうぞ!
トレーラーMVを観ていた後では、少し衝撃的な曲の始まりでしたね。
音楽も映像も完全に二面化していて、RADWIMPSを二度味わえるといったMVです。
始まりの様子はSF映画に出てきそうで、近未来を描いているのでしょうか。
外へ出る時にはごついマスクをしています。
近未来の部分は”この世界を浄化してくれ”と訴えているのか。
浄化できるのは”君の力”と叫んでいるようです。
現代の部分では空は曇っていますが、今に晴れ渡るとでも言いたげなクリアなサウンドで不気味さを払拭します。
RADWIMPSのサウンド
全く雰囲気の違う場面を一曲で演奏し切ってみせるRADWIMPSの凄さを再認識しました。
「カタルシスト」で魅せた表現力
「カタルシスト」は映像がなくても、聴いただけで物語の様な曲構成に圧倒されます。
はじまりは軽いノリのラップ仕上げで、歪んだベース音と狂ったようなギターがおかしな世界を表現。
その後サーっとエフェクターが外され、サウンドは澄み渡る光のように変化していくのです。
ドラムはまるで歓声か拍手かのようにハッキリと刻み、ヴォーカルの柔らかな声が引き立ちます。
ほっと安心していると再びラップ部分が現れ、奇妙な機械音が混じりますます不気味です。
それも長くは続かず、もう一度光が差し込むようにサビの爽やかなシーンへ。
今度は力強い演奏の上に、トランペットの勝利を意味するような音も聴こえ、更なる安心感で曲を包み込むのです。
最後はラップ部分のリズムが残像のように現れながら意味深に曲を終えます。
進化するRADWIMPS
以前から、早口で歌い上げる野田洋次郎の技術は、ラップ風な要素も強いと感じていました。
今回完全なラップ曲ではないですがマッチしていたと思います。
一部のファンには微妙かもしれませんが、やはりRADWIMPSは面白いバンドだと嬉しく聴きました。
進化し続けている、でも昔の面影も消えない、そういったイメージです。
「カタルシスト」の深い歌詞
「カタルシスト」のテーマはもちろんスポーツなのですが、それだけなのでしょうか。
歌詞の意味にも迫ってみましょう。