2010年代のエモーショナル邦ロックバンド、マカロニえんぴつ

【鳴らせ/マカロニえんぴつ】接触寸前!?モデルの華歩が出演するMVが話題に!歌詞とコードを紹介♪の画像

皆さんはマカロニえんぴつというバンドをご存知でしょうか。

熱心なファンでなくとも、邦楽ロック好きならば名前ぐらいは聞いた事があるはず。

YouTubeで「鳴らせ」のPVを見た事があるという人も多いのではないでしょうか。

マカロニえんぴつ、一見ガールズバンドかと思うような可愛らしいバンド名ですが、バリバリ全員男です。

彼らは音大で出会った仲間同士でバンドを結成しました。

初聴でも耳からすんなり入ってきやすいキャッチーなメロディーとVo.&Gt.はっとりの力強くもエモい歌声が魅力。

都内を中心に、全国ツアーなども行いながら、精力的に活動しています。

楽曲におけるMUSIC VIDEOの重要性

CDを買わずにYouTubeで音楽を聴く若者達

人々の手の中のモバイル端末はガラケーからスマホへと代わり、YouTubeで音楽を聴く層が爆発的に増加した2010年代。

CDが売れなくなっているこの時代の流れは、音楽を生業とするミュージシャンにとっては向かい風。

その反面、「MV」を工夫を凝らす事で話題になったり、楽曲を認知してもらう機会は以前にも増して格段に増えたと言えます。

MV内における女の子の存在意義

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MV女優」なる職業も生まれるほど、音楽業界におけるMVの役割の重要性が強まってきている昨今。

こと邦楽ロックバンドにおいては、MVにモデルや女優を起用するケースというのはとても多いです。 

2016年リリースの岡崎体育の「MUSIC VIDEO」という曲では、MVのあるあるを面白おかしく歌っています。

楽曲内において彼は、「MUSIC VIDEOにおける女の子の演出講座」と題して、MVでありがちな女の子の演出についても説明。

それほどまでに、MVに出演する女の子は増えており、またそんな彼女達への注目度も大きくなってきていると言えます。

MVでのモデル華歩の起用

彼等の初の全国流通盤となる1stミニアルバム「アルデンテ」。

「鳴らせ」は同アルバムの一曲目に位置付けられており、唯一MVを作成したのも「鳴らせ」でした。

彼らや周囲の大人達が同楽曲にかけた意気込みは相当なものだったのが見て取れます。

そんな「鳴らせ」のMVには、若者から人気を誇るフリーモデルの華歩が起用されています。

華歩は、シンデレラバスト向けのブラ「feast」や個人アパレルブランド「ha|za|ma」などのモデルも行っており、その界隈では有名なモデル。

「鳴らせ」が話題になったのもマカロニえんぴつの同楽曲の良さはもちろんのこと、彼女の存在によるところも大きいのではないでしょうか。

華歩との距離が近すぎる「鳴らせ」のMUSIC VIDEO

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キス寸前!?マジでキスする5秒前な2人の距離に注目

そんな「鳴らせ」のMUSIC VIDEO、内容は青空の下で異様に近すぎる距離でVo.&Gt.はっとりが華歩に大声で歌いかけるというシーンの連続です。

比較的単調なシーンの連続なのに、一切目が離せなくなる不思議。 

その近さは、まさにキス寸前の距離。

その距離の近さは、熱狂的なはっとりファンがこのMVを見て発狂しなかったのかと心配になってしまうほど…(笑)

煩悩に塗れている私は、初めてこのMVを目にした時にこう思いました。

「ボーカルの人が華歩の大ファンで、可能な限り近づきたかったのではないか……!?」

ハイ、恐らく違います。多分(笑)

全身全霊で歌いかけるはっとりに対して、華歩は無表情で目線を外したりそっぽを向いたり。

儚げでアンニュイな、魅力的な女性を演じ続けています。

この温度差、たまりませんね!(笑)

「インパクトがあり低予算」が若手バンドのMV作成における必修課題

人気モデルを起用しているものの撮影シーンも限られているので、MVの撮影費用などもかなり抑えられているのではないかと推察しております。

初めての全国流通盤リリース時という事で、恐らくまだまだ宣伝にかけられる費用なども限られている段階。

「費用をかけすぎずに人の印象に残るMVを撮る」事は、邦楽ロックバンドで今まで以上に必修科目になっていくのではないかと思うわけです。

その点からもマカロニえんぴつは同世代のバンドよりも一歩秀でた存在だったと言えるでしょう。

若者の葛藤を歌いあげる「鳴らせ」の歌詞をご紹介!