【鳴らせ/マカロニえんぴつ】接触寸前!?モデルの華歩が出演するMVが話題に!歌詞とコードを紹介♪の画像

変わりたいけど踏み出せない現状

あんたいつまで
こんなぬるま湯に浸かってるの?
もっと先の方に描いた通り 飛んでいけるのに
代わりがない唯一無二でいたいなら
変われない憂鬱とか もう捨ててしまえよ

出典: 鳴らせ/作詞:はっとり 作曲:はっとり

冒頭のこちらのフレーズでは、若者らしい葛藤が描かれています。

心の内に思い描いた夢がありながらも、代わり映えのしない日常を選択し続ける事の楽さ。

そんな現状を変えて、夢へと踏み出す最初の一歩のその難しさ。

 怯えて踏み出せないこの足が格好悪いって事ぐらいは本当は分かっている。

SNSの発達で、公共の場に「弱い自分を曝け出す」ことが得意になった若者達。

「変われない」ことも憂鬱に包んでしまえば、私達は簡単にそれらしい言い訳を手にすることが出来ます。

何度でもチャレンジして伝えようとする果敢な姿

何回め?掴んで逃して
何回も 希望的観測を
伝わるか 誰に届くか

出典: 鳴らせ/作詞:はっとり 作曲:はっとり

冒頭に続くこちらの歌詞では、繰り返し挑戦しては失敗する果敢な姿を歌い上げています。

何かを必死で伝えようとして、ストレートな歌詞で音楽をやっているであろうマカロニえんぴつ。

「誰かに届ける」というその意識は、まるで彼ら自身の気持ちも乗っかっているかのように響きます。

楽曲MVでは、まさにはっとりが歌で華歩に何かを伝えようとしている姿を演じています。

全く伝わっていなさそうな華歩の表情と熱い歌詞とのギャップに注目です。

鳴らしたいのは「存在証明」

鳴らせ響くまで
ここにいるって
ずっとここにいたって叫ぶんだ
ダメならとばして
なかったように 笑い飛ばしてさ

出典: 鳴らせ/作詞:はっとり 作曲:はっとり

サビの頭には同楽曲のタイトルでもある「鳴らせ」をガツンと持ってきています。

自分がここにいるという存在証明をしてやろうという熱いメッセージが込められています。

若い頃には、存在証明について誰もが思い悩むのでしょうか。

存在証明をテーマに掲げたこの「鳴らせ」は、THE 若者ソングっていう感じ。

一方で、ダメなら笑い飛ばそうというそのある種の楽観主義は、何回もチャレンジしてきた彼らだからこそ胸を張って歌えるのではないでしょうか。

しきりに存在証明を歌う邦楽ロックバンド達

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存在証明って、本当に若者ならではのテーマだよなあとつくづく思います。

こと邦楽ロックバンドにおいては、そのテーマとの親和性が高いようにも見えます。

私の大好きな00年代の若手バンドとして人気を博していたBUMP OF CHICKENASIAN KUNG-FU GENERATION

今や大御所バンドの風格を持つ彼らですが、彼らがまだ若かった頃も存在証明というテーマを歌っていました。

「sailing day」や「サイレン」などには、存在証明という言葉も歌詞に組み込まれています。

そして、ある程度バンドとして成熟していくにつれて、そのような傾向は次第に薄れていくように思います。

彼らの中で、自分が何者であるかが確立されていくからでしょうか。

2010年代の若手人気ロックバンドONE OK ROCKにも「存在証明」というタイトルの曲があります。

同世代のGOOD ON THE REELの「存在証明書」も欠かせませんね。

このように、マカロニえんぴつの「鳴らせ」も、彼ら自身が若く、存在証明に拘っているからこそ出てきた歌詞だと言えるでしょう。

そんな本当の気持ちを歌った曲だからこそ、多くの若者の共感を呼ぶのかもしれません。

弾いてみよう!「鳴らせ」のコードをご紹介

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楽器を手にした事のある人ならば、格好いい曲に出会ったら血が騒ぎ弾いてみたくなるというもの。

そこで、元軽音学部である右ききのユキによる「鳴らせ」のコードを徹底レクチャー!

……といきたいところなのですが、とりあえずサビだけで勘弁してください。

耳コピ不要、これほど有難い事はない。ありがとう、Google先生…。

Cm7 Dm7(b5) Fm7 
鳴らせ響くまで

Eb Fm7 Gm
ここにいるって

Dm7(b5) EbM7 Gm Fm7 EbM7
ずっとここにいたんだって叫ぶんだ

Gm7 Fm7 EbM7
ダメならとばして

Cm7 AbM7 Ab Cm7 EbM7 
なかったように 笑いとばして

出典: http://ifret.xyz/song/414162/

ちなみにセーハコードが頻出するので、Fコードが弾けないレベルだとこちらの曲は弾けません。

Fコードをはじめとするセーハコード、最初のうちは本当に難しいんですよね。

私は「全ての弦が上手く鳴って居なくても鳴っているものとみなす」というパワープレイでなんとか乗り切っていました。

(乗り切れていない。)

鳴っていない弦はむしろ心で奏でるものだと思うんですよね。そうです、心で。

ギター?そんなもん歯でも弾けるわ!」というギター少年の皆さんはバキバキに弾き倒しちゃってくださいね!

まとめ

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