第4位 「The Biginning」
2012年8月22日発表、ONE OK ROCKのメジャー通算7作目のシングル。
若々しく華々しいロック・ミュージックです。
ジャンル区分を無用とするような楽曲。
エッジが立ったギター。
地を這うベース。
乱れ打たれるドラム。
説得力のあるTakaのボーカル。
理想とするONE OK ROCKはこのサウンドだったなと改めて想い返します。
歌詞を見ていきましょう。
ワンオクと日本語のロック・ミュージック
so where do I begin
握りしめた 失わぬようにと・・・
手を広げればこぼれ落ちそうで
失うものなどなかった日々の惰性を捨てて
君を・・・
Just tell me why baby
They might call me crazy
for saying I'll fight until there is no more
愁いを含んだ閃光眼光は感覚的衝動
Blinded I can't see the end
出典: The Biginning/作詞:Taka 作曲:Taka
Takaは日本語のセンスも優れています。
独特な造語にも似た言葉遣いでリスナーを楽しませてくれるのです。
海外戦略との兼ね合いで歌詞に占める日本語の割合が減ってきているのが昨今の傾向。
この頃の歌詞のユニークさを想うと少し残念に感じます。
第3位 「完全感覚Dreamer」
2010年2月3日発表、ONE OK ROCKのメジャー通算4作目のシングル。
Takaの非凡な日本語のセンスを証言するもうひとつの名曲です。
演奏に生命力が宿って爆発しそう。
まだまだ頭上に昇ってゆく太陽のようです。
歌詞の内容もハチャメチャな印象がありますが概ね「まだまだ満足してないよ」というもの。
歌詞を見ていきましょう。
「オレが一番」、それがロック・ミュージックの真髄
This is my own judgment!! Got nothing to say!!
もしも他に何か思いつきゃ速攻言うさ!!
「完全感覚Dreamer」がボクの名さ
Well, say it ? well, say it!!
You know I've got to be NUMBER ONE!!
出典: 完全感覚Dreamer/作詞:Taka 作曲:Taka
誠に非凡なセンス全開で付け足して申し上げることは特にないです。
「オレが一番」という想いを届けたい一心の若さと熱さ。
ワンオクのバンドとしての活動規模が広く大きくなるに連れて影を潜めてゆく要素でもありました。
アルバム「Eye of the Storm」に首をひねるリスナーが理想として挙げたのはこの曲「完全感覚Dreamer」。
ONE OK ROCKは確かに岐路に立っています。
シングル「Change」を発表した際にTakaが「これからが第2章」と発言しました。
2018年の初頭のことです。
きっとバンドの「熱の質」が変わってきたのだと想います。
「完全感覚Dreamer」がボクの名さ」
出典: 完全感覚Dreamer/作詞:Taka 作曲:Taka
昔日を懐かしく想い「完全感覚Dreamer」をランキングの第3位にいたします。
そして配信サイトなどでの再生数がこの順位を支持するのでした。
第2位 「Wherever you are」
2010年6月9日発表、ONE OK ROCKの通算4作目のオリジナル・アルバム「Nicheシンドローム」収録曲。
後の2016年、NTT docomo「”家族編”」のCMソング起用でロングヒット。
「この曲が第1位でなく第2位?」との声が聴こえそうです。
先述したとおりこの記事は配信サイト配信アプリの再生数などを参考にしています。
「Wherever you are」は累積売上ではもちろんONE OK ROCKのNo.1に当たるのです。
ただし、2019年の「勢い」だけを見ると第1位の曲との間に僅かな差がありました。
それはそれ。
この「Wherever you are」がONE OK ROCKを代表する屈指の名曲であることに変わりはないです。
Takaの作詞作曲の才能、そしてボーカリストとしての卓越した才能を思い知らされます。
アコースティック・ギターの調べが美しい。
歌い出しのTakaの美声ときたらとんでもないレベルで感動的です。
Takaの天賦の才能について思いを馳せます。
バンドの一体感も素晴らしい。
歌詞を見ていきましょう。
ロック・ミュージックで泣く日
Wherever you are, I never make you cry
Wherever you are, I never say goodbye
Whatever you say, 君を思う気持ち
I promise you"forever"right now
僕らが出逢った日は2人にとって一番目の
記念すべき日だね
そして今日という日は2人にとって二番目の
記念すべき日だね
出典: Wherever you are/作詞:Taka 作曲:Taka