今日もどこかで笑う人がいて
今日もどこかで泣いてる人がいるなら
僕はどっちだ わからないよ
出典: Baby Baby Baby Baby/作詞:武井優心 作曲:武井優心
「笑う人」と「泣いてる人」は対照的な存在です。
喜怒哀楽のはざまに揺れているのでしょうか。
大好きな人と過ごす時間は楽しいものですよね。
でもこれが片思いや、秘密の恋だったらどうでしょうか？
顔では笑っていても、心では本音を告白できず泣いているかもしれません。
そんな視点からMVの子どもたちに注目してみると……。
無邪気に遊んでいるようで、胸に秘めた想いは大人となんら変わらないのかも。
「大好き！」と叫びたい気持ちはあるけれど、そこまでの勇気は出せなくて。
それで手を繋いでみたり、綺麗な花を渡してみたり。
そんな手探りの恋心がヒシヒシと伝わってくるようです。
止まらない胸の高ぶり
Baby Baby Baby Baby
教えておくれよ
Baby Baby
思い出に変わる その前に
Baby Baby Baby Baby
もう一度 笑って
Baby Baby
抱きしめて あの夜のように
ありえない程 胸騒いで
まだ 君に恋してる
出典: Baby Baby Baby Baby/作詞:武井優心 作曲:武井優心
曲のテンションはサビで一気に広がります。
この恋が片想いなのか両想いなのかは分かりません。
ひとつ間違いなさそうなのは、互いにもどかしさを抱えている点ではないでしょうか。
そんなもどかしさも含めて、こういうのがウブな恋心というものです。
夏の熱気に浮かされた胸のたかぶりを、そのまま歌い上げているようですね。
夏の高揚感
“May the wind always be on your back
and the sun upon your face.
And may the winds of destiny carry you
aloft to dance with the stars.”
出典: Baby Baby Baby Baby/作詞:武井優心 作曲:武井優心
テープ音源のような、やや不明瞭な箇所は英詞になっています。
この部分を意訳するとこのようになります。
風はいつもあなたの背中に、そして顔には太陽があるでしょう。
星々と踊るため、運命の風があなたを高く高く舞い上げるでしょう。
曲全般を通して感じられる高揚感が、ここぞとばかりに濃縮されているフレーズです。
ひと夏の恋、幼い頃の恋ってまさにこんな感じですよね。
小さい頃のドキドキを思い出す、そんな一曲です。
メンバー脱退を乗り越えて……
実は4月に、メンバーの八木類が脱退したばかりです。
2018年はバンドが現在の5人体制になって5周年の節目でした。
このタイミングでバンドサウンドを支えていた八木類の脱退……。
残されたメンバーも、大きく方向転換を迫られたのは言うまでもありません。
でも『Baby Baby Baby Baby』を聴いていると、新生チェコの決意が感じられるようですね！
オススメソング『好奇心』
最新アルバム『旅に出る準備』からオススメの一曲を紹介します。
ドキュメンタリー仕立てのMVが印象的な一曲です。
バックステージやレコーディング風景、そして過去の貴重なライブ映像まで見ることができます。
5人時代の歩みを振り返る、集大成のようなMVになっています。
