「I to U」とは
タイトルを読み解く
「I to U」の読み方は「アイトユー」。
普通は「I to YOU」と表記するところを、この楽曲では「I to U」という当て字で表現されています。
この曲のタイトルから、様々な意味を推測することができます。
“私”と“あなた”を様々な言い方で表現している?
そして「to」を英語読みにすると“アイ(私)トゥー(から)ユー(あなたに)”になります。
これだけで“私とあなた”と“私からあなたに”の2通りの訳し方が考えられます。
歌詞の中のフレーズとタイトルがリンクしている
次に歌詞の中に多く出てくる“愛してるという”というフレーズに注目して見てみましょう。
“○○という~”という言葉は、若者を中心に“○○とゆう~”と口語で変換されることが多くあります。
これを応用すると“愛してるという”というのフレーズは“愛(I)してると(to)ゆう(U)”に変換することができます。
またタイトルである「I to U」にもリンクさせると“愛という(ゆう)”との言葉にも読み取ることが可能です。
リアルを描いた、関ジャニ∞の珠玉の失恋ソング
バラエティーやドラマに引っ張りだこの人気アイドルグループ、関ジャニ∞。
一般的には“明るくて面白いグループ”というイメージが強いのではないでしょうか。
実際に彼らの楽曲を見てみると「ズッコケ男道」や「がむしゃら行進曲」など楽しくて元気な曲が多くあります。
しかし彼らが歌う楽曲には、実は失恋ソングやしっとりとしたバラードなども多く見受けられます。
鮮明な情景描写が印象的な出だし
(丸山)休みの午後昼下がり
駅の道真っ直ぐ駆け上がり
交差点に着いたら人波をかきわけて
出典: I to U/作詞:藤田大吾 作曲:藤田大吾
曲の出だしでは恋人を探しているような描写があります。
“人波をかきわけて”という歌詞が、一刻も早く恋人に会いたいという気持ちを表しているように思えます。
このフレーズは、囁くような優しい声色が印象的な丸山隆平さんが務めています。
(村上)聞き慣れたメロディーコール
イコール 君が居ると悟る
小さな粒のような二人を繋いでるのは
出典: I to U/作詞:藤田大吾 作曲:藤田大吾
次のパートの担当は、ストレートで力強い歌声と、ハスキーで寂しげな表現が魅力の村上信五さん。
“メロディーコール”“イコール”“君が居ると悟る”
上記のフレーズでは“る”で韻が踏まれており、村上さんの歌声とマッチして非常に心地よく聴こえます。