indigo la End
全ての楽曲の作詞・作曲を担当するフロントマン、川谷絵音を中心とした
4人編成のロックバンドindigo la End(インディゴ・ラ・エンド、通称インディゴ)。
バンド名はスピッツの名盤「インディゴ地平線」をリスペクトしたもので、
彼らの音楽にもスピッツのような物語性やメロディラインを感じることができます。
最新情報
シングルリリースやライブ出演からもやや遠ざかっていた最近のインディゴ。
(色々ありましたしね…余談です。)
そんな彼らですが、2018年春からは活動が活発になりそうです。
というのも、日本最大級の春フェス「VIVA LA ROCK 2018」への出演が決定したのです!
出演は5月3日(木・祝)。
場所はアクセスの良いさいたまスーパーアリーナです。
チケットや、その他出演者など詳細は以下リンクからオフィシャルホームページをチェックしてみてくださいね!
埼玉史上最大のロックフェス「VIVA LA ROCK 2018」公式サイト。記念すべき5回目の開催です!新たなビバラの伝説を一緒に作り始めましょう!!
悲しくなる前に
2015年6月にリリースしたサードシングル「悲しくなる前に」。
カップリングには同じく悲痛な恋を描く「渇き」と、夏に思い出す恋の記憶を歌う「夏夜のマジック」が収録されています。
(「夏夜のマジック」については以下のリンクでちょっと詳しく解説しています。
良ければ時間のあるときにチェックしてみてくださいね。)
【夏夜のマジック/indigo la End】川谷絵音が紡ぐ切ない夏の名曲!歌詞の意味を徹底解釈! - otokake(オトカケ)
繊細なギターロックと、リアリティ溢れる歌詞で人気のバンド・indigo la End。 そんな彼らの夏の名曲「夏夜のマジック」に迫っていきたいと思います!
MV
灯りの少ない場所で演奏するインディゴのメンバーと、明るい場所で物思いにふける女性が対比的に映される今作。
彼女の心情を歌い上げるような歌詞が、泣きそうな女性の表情にリフレインして、青い景色に滲みます。
泣き出した彼女の悲しみのように、鮮やかな画面はモノクロに凍っていきます。
歌詞
君は強い女性だから
悲しくなる前に
街風に吹かれてる
曇りの今日がまた
より一層影を落としていた
演じてる風を装っていた私は
なけなしの感情を拾い上げた
「あなたはもう居なくなったのね」
と呟いて心を押しやった
出典: 悲しくなる前に/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音
失恋のボキャブラリーの多い川谷さん。
今回描くのは、失恋の生々しい傷に苦しむとある女性の心象風景です。
彼女は強い女性です。
友達からも恋人からも、「しっかりしているね」だとか、「強いから大丈夫」だとか、評されることの多い女性です。
でも彼女だけは知っています。
強くあるのは、強い風を装っていなければ今にも泣き崩れてしまいそうだから。
あの日、去っていく彼にすがって泣けなかったのも、そうしてしまえば自分のすべてがダメになってしまいそうな気がしたからなのです。
でも、そんな彼女も、ひとりになれば感情がこみ上げてきます。
特に朝は、彼の不在を彼女につきつけます。
ひとりには広すぎるベッド、冷めるのが早いシーツ、散らからない衣服。
いなくなってしまったあの人。
彼を恋しいと思う気持ちは、朝を迎えるたび、彼女の瞼から零れ落ちそうになります。
だけどまだ駄目。
すんでのことでこらえた涙と心を飲み込んで、彼女は出かける支度をします。
今日も、恋を吹っ切った強くて自立した女性を演じなければいけません。