笑っちまうほど
夢見がちなのさ
君に会ってから
余計にひどくなったな
とどめを刺された
群青色の涙
俺はまたしても
ふりだしに戻ってしまった
出典: バッドフォーミー/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡
結局、男性は女性に別れを切り出すことができなかったようです。
むしろ彼女を好きだと想う気持ちは悪化しているのでしょう。
ぐるぐる状態ですね。
たしかにヒゲダンは、ブラックミュージックをベースとしたサウンド作りにも定評はあります。
ただ、J-POPらしい聴きなじみのいい歌声とピアノの美しい旋律は幅広く受け入れられがちです。
音楽家としての葛藤はありそうですが、ヒゲダンにはエモいラブソングが非常に合っているでしょう。
そして実際に、たくさんの人々がヒゲダンのエモいラブソングに泣き笑いするわけです。
だから、やめられないと言いながら作り続ける…という宣言なのでしょう。
おまけに、無限にループする構造になっているので、この曲を聴くこともなかなかやめられません。
リスナーにとっても「バッドフォーミー」と言いながら深みにハマる名曲といえるでしょう。
バッドフォーミーを直訳すると「私のためにはならない」ですが、この曲に関してはもう少し複雑な解釈が必要です。
例えば「良くないことはわかってるさ。でもでもでも…」というのはどうでしょうか。
自分の理想と目の前の現実があまりにも違ってしまったのに諦められない複雑な気持ち。
このままズルズルと気持ちを断ち切れないのは、僕にとって最悪だけど君にとっても良くないことだと思うよ。
でももし君が僕だけのものになったとしても、僕はそれだけで幸せになれるのだろうか…とも感じていますね。
結局どうするのがベストアンサーなのかわかっていないのです。
もうネガティブスパイラルの中で溺れています。
忘れるのが1番だとわかっているけれど、もう別れた方が良いに決まっているけれど、でもでもでも…。
彼の辛さが手に取るようにわかるのは、そんな気持ちを誰しも経験したことがあるからでしょうね。
最後に
いかがでしたか?
まだ「バッドフォーミー」を繰り返し聴いている最中かもしれませんね。
歌詞そのものに曲の成り立ちが入っているような、音楽的なおもしろさが詰まった名曲でした。
わかっていてもエモくて涙しますね。
解釈を深めると、さらにヒゲダンの音楽が好きという想いが止まらなくなったことでしょう。
改めて「Pretender」について掘り下げたくなった方も多いはず。
こちらの「Pretender」解説記事でさらにヒゲダンの魅力を深めてみてはいかがでしょうか。
Official髭男dism【Pretender】ティザー映像解説!映画コンフィデンスマンJP主題歌 - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
ヒゲダンことOfficial髭男dismの新曲「Pretender」の映像がYouTubeで公開!と思えば、いつの間にやらフルMVまで公開に! ドラマ「コンフィデンスマンJP」に続いて映画版でもタイアップを獲得した本作は一体どんな曲なのでしょうか? 気になった点を取り上げていこうと思います。
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