リュクソの「くだらないまま」を考察!
リュクソって?
若者に人気のスリーピースバンド”リュクソ”ことリュックと添い寝ごはん。
これは曲名ではなく、バンド名です。
同級生3人でバンドを組み、2017年に高校生バンドとして活動を開始した彼ら。
活動開始後すぐに頭角を現したその勢いは衰えることなく、今もファンを増やし続けています。
デビュー3年目にはなんと大型ロックフェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」に出場!
そしてメンバー全員が高校を卒業した2020年にメジャーデビューを果たしました。
柔らかく爽やかな雰囲気と、青春感全開の”エモい”楽曲が人気のリュクソ。
そんな特徴を活かしたタイアップやコラボ楽曲も多く、今大注目のバンドです。
話題のスーパーカップWEB CMとは?
2021年の明治エッセルスーパーカップとのコラボが発表されたリュクソ。
そのWEB CMへの提供曲として書き下ろしたのが、今回紹介する「くだらないまま」です。
YouTubeには全7話のWEB CMがアップされています。
どれも高校生の日常が描かれており、タイトル通り”くだらない”、でも眩しく輝いて見えるものばかり。
彼らを見守る大人たちの表情も、いい味が効いています。
中高生は「分かる!」大人は「懐かしい!」と、どの世代が観ても胸が熱くなるこのWEB CM。
「熱くなった胸は、スーパーカップを食べて冷ましてね!」ということでしょうか。
「くだらないまま」どんな曲?
リュクソのこれまでの雰囲気はそのままに、より懐かしさが加わったようなメロディ。
歌詞には、スーパーカップとのコラボにちなんだフレーズも登場します。
「溶ける」は、スーパーカップ=アイスクリームにかけたワードです。
また「普通を愛す」というフレーズも「ふつうって、スーパー最高。」というコピーになぞらえています。
そしてこの「愛す」は、アイスクリームにかかっています。
さらに、何度か登場する「小さな幸せ」というフレーズ。
これはスーパーカップが安価に購入できる甘味であることにも関連しているのかもしれません。
ここからはフレーズごとに歌詞の意味を考察していきます!
小さな幸せとは?①
WEB CM「屋上篇」のシーン?
放課後の屋上 夕焼けの音
裸足で走る 小さな幸せ
出典: くだらないまま/作詞:松本悠 作曲:松本悠
日常で見つけられる小さな幸せ
屋上はWEB CM「屋上篇」でも登場しました。
女子生徒が屋上でトロンボーンの練習をし、友人らがエールを送っていたシーンです。
人気モデル野内まるちゃんのコミカルな演技に、心を奪われた人も多いのではないでしょうか。
高校生が楽器を自由に練習できるのは、基本的に放課後の学校だけ。
家で練習すると近所迷惑になってしまいますから。
放課後の学校だけで聞くことのできる楽器の練習の音色。
まさに”夕焼けの音”として記憶されている人も多いのではないでしょうか。
大人になってみるとそんな些細な記憶さえも”小さな幸せ”なのです。
”夕焼けの音”は、おそらく夕方に流れる町内放送のチャイムのことでもあるのでしょう。
帰りが遅いと親に怒られるから、走って帰るシーンが思い浮かびます。
子どもが裸足で走り回ることができるというのも、その地域が平和である証拠。
まさに”小さな幸せ”といえるシーンなのです。
言葉にできないことを深読み!
言葉にできないことって?
言葉にはできないこともあるから
焦るあなたが どこか懐かしくて
出典: くだらないまま/作詞:松本悠 作曲:松本悠