「TIME OF YOUR LIFE」
アルバム収録曲
「TIME OF YOUR LIFE」は2010年12月8日に発売された、Dragon Ashにとって14枚目のアルバム『MIXTURE』（ミクスチャー）に収録されている曲です。
アルバム『MIXTURE』はオリコンチャート7位を獲得しました。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/MIXTURE_(アルバム)
「TIME OF YOUR LIFE」はDragon Ashの盟友バンド「SBK」（スケボーキング）の解散にあたって捧げられたナンバー。
Dragon AshとSBKは仲の良いバンドだったので、解散の苦しみや希望を共有したかったのかもしれません。
仲間のバンドにこんな素晴らしい曲を送ってもらえるなんて、さぞSBKはうれしかったでしょうね！！
"EPISODE 1" feat.Kj
"EPISODE 1" feat.Kjは2000年3月23日にSBKがリリースした曲です。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/スケボーキング
feat.KjですのでKjが参加していますね。
SBKとKjのラップの共演が楽しめる楽曲。まさにヒップホップといった雰囲気！SBKとは繋がりが深いのが分かりますね。
SBK解散を知って、ともに音楽の道を歩んできた同士としてKjは込み上げる想いがあったのでしょう。
バンドや音楽ユニットを継続させることの困難を知った上で、Kjは「TIME OF YOUR LIFE」でSBKへ想いを捧げているのだと思います。
それでは「TIME OF YOUR LIFE」の世界を見ていきましょう。
「TIME OF YOUR LIFE」の歌詞
深掘り
Dear my friends 不揃いな積木を傾け築いてく月日を
不確かなままで危うい旅路を 灯した君を
そうさ僕らはいつも流れてく街 孤独感や傷を抱えて暮らし
重ねてく幸へ別れ道に立ち 臆病な足で飛ぶように走れ
Oh this song is for my friend
分かち合って 振り払って
Oh いつの日も前へ“君が人生の時”を
出典: TIME OF YOUR LIFE/作詞:Kj 作曲:Dragon Ash
想いを捧げるようにゆったりとしたビートで始まる「TIME OF YOUR LIFE」。
「Dear my friends」＝「SBK」でしょうね。
SBKが解散してしまって残念ですが、これからの人生をそれぞれの道で前進していこうぜ！という気持ちを感じます。
ミュージシャンという不安定な仕事の大変さをともに理解し合っている仲でしょうから。
響け親愛なる人へ I hope that you spend good days
灯台が照らすように 時にそうここで歌っていよう
響け親愛なる人へ I hope that you spend good days
後悔なんてしないように 君はそう振り向かずに尽きぬ明日に
出典: TIME OF YOUR LIFE/作詞:Kj 作曲:Dragon Ash
ポジティブなエネルギーを強く感じるサビ。メロディーが上空へ舞い上がる雰囲気で気分が高揚します。
英語の歌詞の部分は「お前たち（SBK）が素晴らしい日々を送ることを願っているよ！」と優しい言葉をかけています。
解散という事実は覆りません。不満があるメンバーもいるでしょう。解散に納得したメンバーもいたでしょう。
しかし、SBKの個々のメンバーはそれぞれの人生を歩んでいくのです。
その姿に対してKjとDragon Ashは「後悔なんてしないように」と背中を押しているのですね。
互いが互いを高め合い 固い語らいを捧げ合い
跨いだ長い夜温め合い朝へ once again
掛け替えのない昨日も 投げ出しそうな今日も
今架け橋にして行けtomorrow
友よ旅立ちの時 つまずいた足で貫いて先へ
Oh this song is for my friend
くり返して すり減らして
Oh ひっそりと前へ“我が人生の時”を
出典: TIME OF YOUR LIFE/作詞:Kj 作曲:Dragon Ash
Dragon AshとSBKはお互いにライブで競い合った日々もありました。良きライバルがいたからこそ、お互いに成長できたのです。
ライブの後の打ち上げでは語り合ったでしょう。音楽のこと、人生のこと、これからの未来のことなど。
「投げ出しそうな今日も」「つまずいた足」などの言葉で日々の困難を歌っています。
その困難という壁を乗り越えていけ！と応援していますね。
このエールはもちろんSBKへ向けられたものですが、Dragon Ash自分自身へも向けられているのではないでしょうか。
Dragon Ashもいつ解散になるかもしれません。バンドとしては様々な問題に日々直面しているでしょう。
そんな事態をもいつも覚悟して前に進むことの決意を感じます。バンドとしての危機感はこれからもずっと続くでしょう。
