息もつかせぬ間に問いかけられるのは人間としての存在意義

人それぞれの“生きる意味”を探し、あてもなく彷徨っている間にも不安感や怒りは蓄積されていきます。

何気ない日々を過ごしていても積み重なっていくネガティブな感情。

怒りや不満に支配されていしまうのは現状に満足していないことが理由なのでしょうか。

もはや怒りのみならず爆発しそうな感情を抱えて、遂には堪えきれず放電しているかのような印象も受けます。

埋め込まれた不安感


WHAT'S UP 不安材いっぱい 犯罪消えない 永遠(とわ)に
WHAT'S UP 不安材いっぱい (恨みに罠 誰ダウン?)
WHAT'S UP 不安材いっぱい 犯罪消えない 永遠(とわ)に
WHAT'S UP 不安材いっぱい

出典: What's up, people?!/ 作詞:マキシマムザ亮君 作曲:マキシマムザ亮君

次から次へと溢れ出す不安材料で人間の心には不安感が十分といっていいほど埋め込まれたようです。

犯罪の消えない罪深い世の中であることはもはや確定事項といえます。

なぜならそこに人間が存在しているから

人間の心が感じた痛みは怒りに姿を変え、不安と共に他者への攻撃となって表面化します。

欲深い心を持つ人間がこの世の中にいる限り犯罪も消えることはないのでしょう。

不安感も人間の傘下?

マキシマム ザ ホルモン【What's up,people?!】歌詞を徹底解説!人間はみんな罪深い?の画像

HEYHEY! 人間賛歌 愛逃げ 人間不安か?
HEYHEY! 人間賛歌 愛逃げ 人間不安か?
HEYHEY! 人間賛歌 愛逃げ 人間不安か?
HEYHEY! 人間賛歌 愛逃げ 人間不安か?
HEYHEY! 人間傘下 HEYHEY! 人間不安感
HEYHEY! 人間傘下 己ら 永遠人間不安感
嗚呼 人間…

出典: What's up, people?!/ 作詞:マキシマムザ亮君 作曲:マキシマムザ亮君

そんな下りで放たれるのは“人間賛歌”の文字。

まるで愛なくしては生きることのできない弱い人間を奮い立たせるような歌詞にも思えます。

人間でいる限り不安という感情から逃げることはできないのかもしれません。

人間が持つ頭脳や知恵が意識的にも無意識にもそれらを創造し、自らその感覚を恐ろしく巨大な存在に仕立て上げていくのでしょう。

しかし“人間傘下”という言葉からはそれらもすべて人間の所有物でしかないとも捉えられます。

すべては人間の支配の元にある、とも言い換えることができるでしょう。

つまりそれらの感情をコントロールするのも人間である私たち次第ともいえそうです。

罪深き人間への制裁

マキシマム ザ ホルモン【What's up,people?!】歌詞を徹底解説!人間はみんな罪深い?の画像

文明病んで不安定
未来は救われんホワイトハウス
全世界にWARNING!!

一切合切に 改革LIFE

出典: What's up, people?!/ 作詞:マキシマムザ亮君 作曲:マキシマムザ亮君

しかしどうやら悠長なことはいってられない様子。

人間なそのようなことでは長い年月をかけ培われてきた文明も安泰とは言い切れません。

誰かのほんの些細な言動から衰退の一途を辿ってしまう可能性も0ではないのです。

たった一人の人間によって世界が滅ぶことだってあるかもしれない。

そうなったら世界の大国アメリカもお手上げです。

有無を言わせず一人ひとりの意識に革命を起こすしか手立てはないのかもしれません。

HEYHEY! 人間賛歌 愛逃げ 人間不安か?
HEYHEY! 人間賛歌 愛逃げ 人間不安か?
HEYHEY! 人間賛歌 愛逃げ 人間不安か?
HEYHEY! 人間賛歌 愛逃げ 人間不安か?
HEYHEY! 人間傘下 HEYHEY! 人間不安感
HEYHEY! 人間傘下 己ら 永遠人間傘下 喚く性(さが)
偏見・陰険人間糞だ 動き出せ俺Fight

出典: What's up, people?!/ 作詞:マキシマムザ亮君 作曲:マキシマムザ亮君

しかし同じ過ちを何度も繰り返すのも人間。

そしてそれを分かっていながら嘆くのも人間ならではの行動でしょう。

結局はみんな自分勝手で自分のことしか考えていないのです。

他人との優劣ばかりを気にしてときには害のない人間をも貶めることも厭わないかもしれません。

誰しも認識していながら悔い改めることをしようとしない怠慢さや傲慢さ。

ネガティブな感情も自分に都合よく転換する人間の汚い部分。

そんな欲深く、罪深い人間の哀れさを叫ぶと共に同様に人間である自分に喝が入れられてます。

S的な制裁の牙から 天敵の存在を断つ
典型的な目先の欲からチェンジできない国(こく)
マヌケボケの戦争論 誹謗にけなそう
マヌケボケの戦争論 誹謗にけなそう
マヌケボケの戦争論 誹謗にけなそう
マヌケボケの戦争論 誹謗にけなそう

出典: What's up, people?!/ 作詞:マキシマムザ亮君 作曲:マキシマムザ亮君

行き過ぎた行動には制裁が付き物であり、人間世界のルールでもあります。

ここで描かれているのは自国の利益を最優先して動く世界の国々の存在。

宗教問題や権力争いのみならず自分の国さえ潤えば戦争も厭わない国家、ひとつの国を成すのも結局人間です。

利権渦巻く国家に制裁を加えられる者など存在するのでしょうか。

それこそ神の怒りの裁きが人間には必要なのかもしれません。

本当に「人間賛歌」?

マキシマム ザ ホルモン【What's up,people?!】歌詞を徹底解説!人間はみんな罪深い?の画像

独特の観点から鋭く人間を風刺している【What's up, people?!】。

そうはいっても自分たちも人間

人間はきれいな心も醜い部分も持ち合わせているからこそ尊く美しい存在。

だからこそ人間賛歌としてまとめた楽曲なのでしょう。

なんて思っていたら大間違いです。

HEYHEY! 人間SU×××!! 嗚呼 人間‥人間FU×××!!

WHAT'S UP, PEOPLE?!!

出典: What's up, people?!/ 作詞:マキシマムザ亮君 作曲:マキシマムザ亮君