からっぽの空 見えない星に
遠く祈り届くなら
あふれ出すこの胸の光を
今あなたに ただ見つけて欲しい

出典: 見えない星/作詞:長瀬弘樹 作曲:長瀬弘樹

「私」の「あなた」に対する想いを、星にたとえているように感じられます。

愛しているという想いは、星のように輝いているというイメージなのでしょう。

「私はあなたを愛しています」ということを伝えたいのかもしれません。

言葉で言えばいいことでもありますが、言葉だけでは実感に欠けます。

嘘だって言えるため、「本当かな?」と疑おうとすればできてしまうでしょう。

本当の気持ちを知ってほしくて、でも言葉で伝えきれない。

だから「あなた」の方から見つけて欲しいと思っているのです。

「見えない星」の正体

タイトルの「見えない星」とは何だったのでしょうか。

歌詞ではよく「星のない空」が登場します。

サビでも、実際に目の前にある空にあるはずの「見えない星」に祈りをささげていました。

そしてもう一つ、最後に登場した「私」の想いをたとえたものかもしれません。

筆者からすれば、この「星のない空」と「私の想い」は繋がっているように思えます。

いくら雲や街の明るすぎる灯りで消されてしまったとしても、夜空にはたしかに星がある。

想いも目には見えませんが、そこに存在するものです。

つまり不安に駆られる「私」の心は、一見「星の見えない空」なのでしょう。

しかし、目には見えなくても「想い」という星がある。

「見えない星」とは一見目に見えなくても、確かに必ずそこにある隠された輝きなのではないでしょうか。

大人の複雑な恋を巧みに歌い上げた一曲

中島美嘉【見えない星】歌詞の意味を考察!愛と悲しみはどこが似てる?今にも崩れそうな心の内を覗こう…の画像

「見えない星」の歌詞について解説しました。

愛しているのだけれど、相手からは愛されているのか不安…そんな大人な恋が表現されています。

恋人が自分のことを好きでいてくれているのかどうか、不安に感じる人も多いでしょう。

この曲はその不安にアドバイスするのではなく、そっと寄り添うような姿勢です。

しかし、「こういう不安は皆感じているよ」と教えてくれているようにも感じられますね。

恋愛からの「愛する」というのは、こんな不安もあるものなのでしょう。

家族にはないものです。

イマイチ恋人の気持ちを信じられず、「私ってなんてダメなんだろう」と思っている人もいるかもしれません。

そんな人に是非聴いてほしい曲です。

映画『NANA』の3か所で使われているNANA starring MIKA NAKASHIMAの楽曲「GLAMOROUS SKY」の歌詞解釈をしてみましょう。ちょっと難解に思われがちな歌詞ですが、まずは当記事を一読ください。

「GLAMOROUS SKY」は、中島さん主演の映画「NANA」主題歌

実は筆者の音楽プレイヤーにいつの間にか入っていた曲で、聴いてみたら神曲すぎて感動したのを覚えています。

そんな個人的思い出もある曲ですが、本当に何度聞いても聞き飽きません。

歌詞はこの映画の原作者である矢沢あいさんで、作曲はあのhydeさん

超豪華タッグで贈る、中島さんの代表曲の一つです。

「見えない星」とは全く違うロック調の曲ですが、こちらも是非聴いてみてください!

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