名前もタイトルも不思議です

【空飛ぶ鯨(ちゃんちゃこ)】歌詞を徹底解釈!どうして鯨は空を飛んでいるの?昔は森の中で暮らしていた?の画像

「ちゃんちゃこ」が歌う「空飛ぶ鯨」、それとも「空飛ぶ鯨」が歌う「ちゃんちゃこ」…?

どちらもアリと思える不思議感多めの名前と楽曲タイトルですね

「ちゃんちゃこ」という名前にはこんな秘密が隠れています。

ちゃんちゃこは、1970年代に活躍していた2人組のフォークデュオ。グループ名は『やんちゃな子』から、やんちゃこ→ちゃんちゃこと転訛したのが由来とのことである。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ちゃんちゃこ

クスっと笑えるいたずらを大人になっても続けているようなイメージを持つ「ちゃんちゃこ」。

「空飛ぶ鯨」がリリースされたのはいつなのでしょう?

シングル・空飛ぶ鯨 (B面『君をさらいたい』 1974年12月20日発売 オリコン最高11位)

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ちゃんちゃこ

リリースから45年が過ぎています

童謡や童話にもなりそうな楽曲を作ったのは、一人のシンガーソングライターでした。

心の中を優しい言葉で

目線は子供と同じ高さ

【空飛ぶ鯨(ちゃんちゃこ)】歌詞を徹底解釈!どうして鯨は空を飛んでいるの?昔は森の中で暮らしていた?の画像

「ちゃんちゃこ」が歌う「空飛ぶ鯨」を作詞・作曲したのは、みなみらんぼうさん。

自然体で生きる大人の心情だけではなく、子供向けの楽曲も作る吟遊詩人のような存在です。

みなみ らんぼうは、日本のフォーク・シンガー、シンガーソングライター、俳優。また、子供の世界を対象とした作品も多く手掛け、1976年にNHK『みんなのうた』で発表した『山口さんちのツトム君』は150万枚以上のミリオンセラーを記録した。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/みなみらんぼう

子供の心の中にある、本当は秘密にしておきたい気持ちを歌にするのを得意としています

大ヒットになった「山口さんちのツトム君」の約2年前に「空飛ぶ鯨」が作られました。

「空飛ぶ鯨」は子供向けとしてリリースされた訳ではありません。

でも大人が真剣に考えなければいけない、子供たちの未来を歌詞に託しています

年月を経ても色褪せることなく聴ける「空飛ぶ鯨」。

時代を少しアナログに巻き戻して「空飛ぶ鯨」を解釈していきます。

空を見上げるとそこには…

意味があるから飛びます

ある朝 ある街で 鯨が空を飛んでた
海よりも広い大空 夢を求めて飛び立った

出典: 空飛ぶ鯨/作詞:みなみらんぼう 作曲:みなみらんぼう

朝起きて空を見上げたらそこには鯨の姿が…。

もしかしたらまだ夢の中と勘違いして、二度寝をしてしまいそうな風景です。

飛んでいる鯨について、TVやネットではニュース速報や特番が組まれるのは間違いありません。

「空飛ぶ鯨」の専門家が、どんなコメントをするのかも興味深いところです。

だって鯨はただ飛んでいる訳ではありません、目的を持って大空を飛んでいるのですから。

本来なら住み慣れた海でゆっくりゆったり暮らしているはずの鯨。

大海原は鯨が穏やかに生きられる場所として、相応しくないのでしょうか。

海から抜け出して空に向かった鯨が手にしたい『夢』

鯨の夢の内容を、人間は正しく理解することができるのか不安になります。

動物が見る夢なんか分からなくて当たり前だから、見過ごしてしまいますか?

「空飛ぶ鯨」の専門家が鯨の夢をリサーチしていることを願うだけ。

でもちっぽけな人間が考えていることを見透かすように、鯨は空を飛び続けます

鯨だって進化します

大地を感じて暮らしていた?