『プライマル』について

「プライマル」(ORIGINAL LOVE)の歌詞の意味とは?『オンリー・ユー〜愛されて〜』主題歌!の画像

まず、ORIGINAL LOVE楽曲である『プライマル』の収録作品など、概要について紹介します。

1996年2月発売のシングル

「プライマル」(ORIGINAL LOVE)の歌詞の意味とは?『オンリー・ユー〜愛されて〜』主題歌!の画像

『プライマル』は1996年2月に発売されたORIGINAL LOVEシングルです。

このシングルORIGINAL LOVEが田島貴男のソロユニットとなってからはじめてリリースされた作品でもあります。

カップリングには収録されているのは『Your song』です。

『接吻』のように出だしから引き込まれるような派手さはありませんが、じわじわと心に染み込むような心地よさがあります。

深い愛を感じる歌詞と美しいメロディーが魅力の曲です。

アルバム『Desire』収録

『プライマル』は1996年7月に発売されたアルバム『Desire』にも収録されています。

アルバムに収録されている『プライマル』はアルバムミックスとなっていて、シングルとはミックスが異なっているのです。

曲を壮大に盛り上げるストリングスがカットされて、よりポップでタイトなサウンドが楽しめます。

シングルのミックスの方が、壮大でドラマチックな印象ですね。

アルバムは民族音楽の要素も感じさせる彩り鮮やかポップソングが詰まった内容です。

シングルとして発売された『Words of Love』も収録されています。こちらも『プライマル』に負けない名曲です。

この曲が気に入った方はぜひアルバムも聴いてみてください。

ドラマ『オンリー・ユー〜愛されて〜』主題歌

「プライマル」(ORIGINAL LOVE)の歌詞の意味とは?『オンリー・ユー〜愛されて〜』主題歌!の画像

大沢たかおと鈴木京香が主演のドラマ『オンリー・ユー〜愛されて〜』の主題歌に使われました。

知的障害を持ったピュアでやさしさ溢れる男性と人気のトップモデルの女性との純愛を描いた作品です。

ドラマの内容とまっすぐな愛を感じさせる『プライマル』がとてもよく合っています。

このドラマで『プライマル』を聴いて好きになったという方も多いのではないでしょうか。

ドラマがとても素晴らしいもので、主題歌がその世界観を盛り上げていると強く記憶に残ります。

『プライマル』と『オンリー・ユー〜愛されて〜』はその良い例といえるでしょう。

歌詞の意味を解釈

「プライマル」(ORIGINAL LOVE)の歌詞の意味とは?『オンリー・ユー〜愛されて〜』主題歌!の画像

次に、『プライマル』の気になる歌詞の意味を解釈していきたいと思います。

真冬に見上げ続ける「きみ」の部屋

夜明け過ぎの 二月の雪
きみの部屋を 見上げつづけた
ときめき 痛み
眠れぬ夜の過ごし方を
初めて知った

出典: プライマル/作詞:田島貴男 作曲:田島貴男

「二月の雪」という歌詞から、真冬であることがわかります。

そのような寒い季節の真夜中に、ずっと「きみ」の部屋を「見上げつづけた」のです。

そうしようと思って行ったのではなく、寒さも時間も忘れてずっと見てしまったのでしょう。

なぜそのようなことができてしまうのかというと、今まで知らなかった「人を愛する気持ち」を感じているからですよね。

人を好きになる「ときめき」は楽しいだけではありません。

想いが伝えられないことで生まれる、やり場のない「痛み」を感じることもあります。

そのような想いを胸に抱えて「眠れぬ夜」を過ごすことを「きみ」に出会って知ったのです。

「きみ」との春の訪れ

エデンの歌 春に咲く花
抱えきれない 大きな気持ち
瞳を 揺らせて
終わらない愛を知りたいのと
きみは言った

出典: プライマル/作詞:田島貴男 作曲:田島貴男

「エデン」とは旧約聖書に登場する「理想郷・楽園」のことです。そこで鳴り響く歌は「幸せ」をあらわしています。

そして「春に咲く花」という歌詞から、冬が終わり春が訪れたことがわかりますよね。

眠れない夜を過ごすほどの「大きな気持ち」を「きみ」に伝えることができたのでしょう。

そして、それを知った君は「終わらない愛を知りたい」と答えます。これは「きみ」も自分のことが好きだと答えたいう解釈ができるでしょう。