マスカラまつげ
リリース
「マスカラまつげ」は2004年4月21日にリリースされた楽曲です。
「はじまりのla」と共に、両A面シングルでリリースされました。
数多くのヒット曲を誇るDREAMS COME TRUE の曲の中では比較的マイナーかもしれませんが、隠れた名曲です。
一度聴くとその切なさが耳に残るくらい曲調と、細かな描写が絶妙にマッチしています。
後ほど詳しくご紹介していきます。
ミュージックビデオに出てくる大物オネエって?!
このミュージックビデオには、男性が女性の恰好をする、いわゆるドラァグクイーンと呼ばれている女装家が登場しています。
出演しているのはあの有名なナジャ・グランディーバ。
ナジャは基本的には大阪をベースに活動していますが、関西でのTV番組出演をきっかけに名前がメジャーになりました。
DREAMS COME TRUEの他、浜崎あゆみのミュージックビデオにも出演経験があります。
DREAMS COME TRUE
メンバー編成
1988年のデビュー当初はボーカルの吉田美和、ベースの中村正人、キーボードの西川隆宏の3名。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/DREAMS_COME_TRUE
この女性一人に対して、男性二人という人数構成は当時「ドリカム編成」と呼ばれたほどの社会現象にもなりました。
当時の構成としては珍しいものでしたが、その後多くのアーティストがこの「ドリカム編成」で活躍しました。
後に西川が脱退し、現在に至るまで吉田と中村のデュオになっており、主に作詞は吉田、作曲は中村が担当しています。
デビューのきっかけ
もともとは、メンバーの中村がとんねるずのバックコーラスをしていたことから始まりました。
当時、とんねるずは音楽ジャンルでも積極的に活動を行っていました。
そのバックコーラスにいた中村が、吉田をメンバーに誘ったことがきっかけとなりました。
爆発的だった1990年代ヒット曲の数々
デビュー当時のグループ名称は「CHA-CHA&AUDREY’s Project」でしたが、それからまもなく現在の「DREAMS COME TRUE」に変更します。
吉田の圧倒的な歌唱力もあり、「ドリカム」の愛称で瞬く間にヒットを飛ばします。
「笑顔の行方」「決戦は金曜日/太陽が見てる」、「go for it!/雨の終わる場所」「WINTER SONG」等が次々にミリオンセラーとなりました。
音楽の基調はSwing Out Sister
ドリカムは全ての楽曲において、吉田が作詞を行っています。
作曲はメインで中村が行っていましたが、途中からは吉田も加わり二人で作曲を手がけています。
ドリカムの音楽の基調は実は1980年代半ばから世界的に活躍したSwing Out Sisterの影響多く受けていると言われています。
Swing Out Sister(SOS)はイギリス出身の男女二人組で、ジャンルを超えた音楽を創り出すクロスオーバー系デュオです。
ポップ、ジャズ、ソウルといったジャンルの異なる音楽を一つの楽曲に融合させることを得意としています。
SOSは1986年にリリースした「Breakout」で一躍有名になりました。
またドリカムの音楽性はこのSOSの他、中村が敬愛しているEarth,Wind &Fireのテイストも含まれているといいます。