自分たちだけの花火

秘密の場所を目指して

手をつないで(みんなで行こう!)
こっそり ひみつの場所へ(早く!)
この人混み(Haaah!)抜けだしたら
ワクワクも止まらないよ!

出典: 夏のドーン!/作詞:中村航 作曲:岩橋星実(Elements Garden)

友人たちと合流した主人公は、祭りで賑わう人混みを抜けてみんなでどこかに行こうとしているようです。

それは他の人がいないような、花火を見る穴場スポットでしょう。

せっかく花火を見るなら人が少ない場所で見て、友人たちと思い切り楽しみたいものです。

花火が始まってしまう前に、その穴場スポットに友人たちと行こうとしています。

他の人が知らない秘密を仲間と共有していることへの特別感もあるのでしょう。

さらに他の人がいないことで、花火を自分たちだけで独占しているような気持ちにもなるのかもしれません。

その秘密の場所へ向かうまでの高揚感が感じられます。

誰もが夢中になる花火

ドーンと ドーンと 空に咲け!
星型 うずまき 菊の花 ハートがほら咲いた!
振り向いたら 空見上げる君の横顔に――
キュンとときめく夏祭り(Hi!)

出典: 夏のドーン!/作詞:中村航 作曲:岩橋星実(Elements Garden)

夏祭りのクライマックスである、花火が打ち上がる情景が浮かぶような歌詞です。

大きな音を立てながら、空に大輪の花を咲かせる花火。

その形は花の形だけでなく、星型やハートなど、様々な形のものが打ち上げられているようです。

「ドーンと」という擬音が使われていることで、花火が次々と空に上がっている様子が浮かんできます。

そして、一緒に見ている友人の中に、主人公の気になる人がいるようです。

その人は他の友人たちと同じく花火に夢中で、空を見上げています。

その横顔にときめいている主人公の恋心が読み取れるのではないでしょうか。

楽しい夏祭り

夏祭りの醍醐味

わたがし あんず飴 チョコバナナ
射的に 金魚すくい
待ちに待った この夜だもんね
ちょっと寄り道しよう♪

出典: 夏のドーン!/作詞:中村航 作曲:岩橋星実(Elements Garden)

2番の歌い出しです。

夏祭りの楽しみのひとつといえば屋台は外せません。

綿菓子やあんず飴など、お祭り定番のお菓子を食べ歩くのも夏祭りの醍醐味でしょう。

食べ物だけでなく、友達とワイワイ話しながら射的などのゲームをするのも楽しいものです。

花火だけでなく、お祭りを満喫している様子が読み取れます。

珍しい屋台

たこ焼き りんご飴 じゃがバター
キャンドルボーイってなに? 駆け寄ってみたら
涼しげな風が 笑顔を撫でた

出典: 夏のドーン!/作詞:中村航 作曲:岩橋星実(Elements Garden)

引き続き夏祭りを満喫している様子がわかる歌詞が綴られています。

たこ焼きやりんご飴も夏祭りの定番中の定番です。

そうした屋台の中に「キャンドルボーイ」という珍しい屋台があることを見つけています。

キャンドルボーイはウインナーに餅を巻いた揚げ物で、北海道では縁日の定番グルメのようです。

主人公たちが物珍しさに屋台に駆け寄っている様子が読み取れます。

こうして夏祭りを満喫している間に、夕暮れから夜へと時間が経過し、昼間の暑さも和らいでいるのでしょう。

祭りの会場にも涼しくなった風が吹き、楽しんでいる主人公たちの頰を撫でているようです。

非日常だからこその特別感

高まる鼓動