【ラストバージン/RADWIMPS】タイトルの意味は「一世一代」!?歌詞を徹底解釈!アルバム情報ありの画像

RADWIMPS「×と○と罪と」

2013年12月11日に発表された通算7thアルバムです。

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収録曲一覧

1.いえない
2.実況中継
3.アイアンバイブル
4.リユニオン
5.DARMA GRAND PRIX
6.五月の蝿
7.最後の晩餐
8.夕霧
9.ブレス
10.パーフェクトベイビー
11.ドリーマーズ・ハイ
12.会心の一撃
13.Tummy
14.ラストバージン
15.針と棘

出典: https://www.amazon.co.jp/X%E3%81%A8%E2%97%8B%E3%81%A8%E7%BD%AA%E3%81%A8-%E9%80%9A%E5%B8%B8%E7%9B%A4-RADWIMPS/dp/B00FWJ92FS/ref=sr_1_1?s=music&ie=UTF8&qid=1514374502&sr=1-1&keywords=x%E3%81%A8%E2%97%8B%E3%81%A8%E7%BD%AA%E3%81%A8

全曲は解説できませんが、アルバムの曲をいくつか取り上げます。

ミクスチャーロックに踊る「実況中継」

2曲目の「実況中継」は「おしゃかしゃま」などの系譜に属するミクスチャーロックサウンドがライブで盛り上がる曲ですね。

もの凄いミクスチャー「アイアンバイブル」

3曲目は日本のエレクトロニカ・ミュージシャン竹村延和の名作『子どもと魔法』で展開されたようなおもちゃ箱をひっくり返したようなエレクトロニカをポストロック的に引用しています。

さらにRIP SLIMEのラップを引用しつつ、ポストミクスチャーとでも呼ぶことができるオリジナリティを発揮しています。

eastern youth直系のエモロック「五月の蝿」

昭和的なエモーションを深く歌ったeastern youthのロックを引用しつつ、現代的な歌にしている「五月の蝿」。

素晴らしいですね。

シンプルなピアノが美しい「夕霧」から「ブレス」の流れ

アルバム前半の流れから「夕霧」というインスト曲で美しく「ブレス」に繋いでいます。

このあたりの流れはとても美しいですね。

そして「ブレス」はアルバム全体の"ブレス"になっています。

くるりの引用?「ドリーマーズ・ハイ」

くるり名曲「ワンダーフォーゲル」を曲、歌詞ともに引用しながら、オリジナリティがある英詞サビに結びつける注目曲ですね。

「針と棘」

美しいピアノバラードでアルバムを締めくくっています。

RADWIMPSの7thアルバムとして、日本の偉大な音楽から受けた影響をミックスしながら、次の飛翔を待っているようなアルバムです。

ヒップホップは音楽をサンプリングして新しい音楽を生み出しますが、ミクスチャー的な方法は、複数の音楽を引用し、まぜながら新しい音楽を生み出す方法です。

RADWIMPSのミクスチャーは、偉大なアーティストをリスペクトしながら、自分の音楽に完全に転化させ、より新しい表現を目指しています。

ほとんどの楽曲の作詞、作曲を手がける野田洋次郎が展開させているソロプロジェクト「illion」など、RADWIMPSは次の飛躍を求めて動いている部分があります。

その道のりのすべてはまだ把握しきれていません。

でも彼らがひとつひとつの曲にアイデアを込め、音楽的にも、歌としても素晴らしいバンドであることは間違いないと思います。