asmi「memory」とは

2020年12月リリース

asmi【memory】歌詞を考察!大好きな曲が聞けない理由は?お金じゃ買えない欲しいものを読み解くの画像

関西最大の10代才能発掘プロジェクト『十代白書2020』にてグランプリを獲得したことでも注目を集めたasmi。

2020年9月に1stアルバム「bond」をリリースしたばかりの彼女が、同じ年の年末12月2日にリリースしたシングル「memory」です。

今作はプロデューサーにmaeshima soshiを迎えて制作されました。

リリースが12月ということもあって、冬の恋をテーマにしたウィンター・ソングとなっています。

Rin音とのコラボも話題

asmiは、2020年に新世代ラッパーRin音とのコラボ曲として発表された「earth meal feat. asmi」も話題となりました。

こちらは2020年6月にリリースされたRin音の1stアルバム「swipe sheep」に収録されている曲です。

この曲は「人類が宇宙へ移住する日に寝坊してしまい、宇宙船に乗り遅れた2人は地球で過ごすことになる」というストーリーで制作されたとのこと。

かなりストーリー性のある歌なんですね。

「時代の波に乗っても乗らなくても、好きなことをしているときは楽しい」というメッセージが込められているとのこと。

時代の波にのることを、人類の宇宙移住計画としてあらわしているのが面白いですね。

この曲は、既に新世代ラッパーとして注目を集めているRin音とのコラボということで、asmiが注目を集めるきっかけともなりました。

歌詞の内容は?

冬の恋をイメージした切ない恋愛ソング

歌詞クリスマス、雪、冬、などのワードが出てくる、ウィンター・ソングとなっています。イメージは冬の恋

タイトルが「memory」となっているため、一見過去の恋愛の曲にも聴こえますが、現在進行形の恋の歌にも聴こえます。

asmiは、聴いた人が「あれ?」となるように、わざとそういった歌詞にしたとのこと。

そういった歌詞の書き方は、asmiにとって初の試みだったとのことです。

聴く人によっていろんな受け取り方をしてくれたらうれしいと語っていました。

人によっては、過去の恋愛が重なったり、現在進行形の恋が重なったり、様々な受け取り方ができそうですね。

散りばめられる大阪ワード

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asmiは大阪在住ということもあり、歌詞には大阪の地名が出てきます。

大阪に住んでいる人は思わずにやりとしてしまうのではないでしょうか。

同じ場所で生活している人にとっては、親しみがわくだけではなく、その場所での恋の思い出がよみがえることもあるかもしれませんね。

それでは早速、歌詞の内容をみてみましょう。

「死んでも聴けない」のはなぜ?

恋とは残酷

恋というのはほんと残酷ね
大好きなあの曲死んでも聴けないわ
Hey イヤホン挿して歩き出すのよ
今年はあのバンドの新譜
クリスマス終わったのに夜の御堂筋は
私を照らすのね
嫌になるな ふう

出典: memory/作詞:asmi 作曲:asmi・maeshima soshi

この部分を聴くと、過去の恋愛を思い出しているように感じられます。

付き合っていた人と別れたあと、好きだったはずの曲が聴けなくなってしまった。そんなふうに、曲には思い出が付随します。

彼と付き合っていた時に一緒に聴いた曲、彼が好きだった曲、一緒にライブに行ったアーティストの曲。

その曲を聴くと当時の思い出がよみがえってしまうから、もう聴けない。同じような経験をしたことのある人もいるのではないでしょうか。

そのように、好きだった曲がもう二度と聴けなくなってしまうこともあるから、恋は残酷なものだと歌っています。

この歌詞にも共感できる人は多いかもしれませんね。

そして、そんな聴けなくなってしまった曲の代わりに、別のアーティストの曲を聴いて気分を紛らわすことにします。

どうやらクリスマスが過ぎた頃のようですが、クリスマスが終わっても街のイルミネーションは消えません。

ひとりになって、そんなイルミネーションに照らされて虚しい気分になっているのが感じられます。

会いたいの電話許されますか?