【J/Now And Forever】会場限定シングルを解説！アートワークやMVから見える覚悟とは？

LUNA SEAのベーシストとして広く知られているJさん。

彼が2018年6月に発表したソロシングル曲『Now And Forever』をご紹介します。

Jさんは2017年にはソロ活動20周年を迎えています。

ソロ活動21年目に発表されたこの曲にはどんな想いが詰まっているのでしょうか。

会場限定シングルとして発売した意図は？

覚悟の感じられるアートワークや、熱い骨太なMVにも注目です！

『Now And Forever』は会場限定シングルとして発売されました。

2018年6月30日から始まった「J LIVE TOUR 2018 -rise above-」で発売されています。

表題曲の『Now And Forever』は2018年6月26日にデジタル配信されました。

しかし、カップリング曲「Bad Dream」は配信されていません。

会場限定シングルを買った人のみが聴けるのです。

購入者には抽選でオリジナルピックももれなくもらえました。

アートワークは地面に置かれた白い板にはっきりと1文字づつ描かれた『Now And Forever』。

ドミノ倒しのように並べられています。

『Now And Forever』の意味は「ずっと」です。

今もそして永遠に……活動していくという覚悟の表れだと思います。

ドミノ倒しは「牌（はい）を一つ倒すと、次々と他の牌が倒れていくように上手く並べる」というゲームです。

上手くつながればバタバタと小気味よく倒れる様子が気持ちいいです。

おそらく、ドミノ牌を活動やこれから歩んでいく軌跡に例えたのでしょう。

一番初めの牌を倒すのは？

それはこの曲からだ！

そんな意気込みが伝わってきます。 

LUNA SEAとしても活動が活発な中、ソロ活動はどうなるのだろう？

そんなファンの不安な気持ちも救われたんじゃないでしょうか。

これまでライブに通ってきてくれたファンへのプレゼントとも言える作品です。

Jさんのライブに行ったことがある方はお分かりでしょう。

あの一体感を。

著者は対バンイベントで初めて拝見しましたが、圧倒されました。

そして、ファンの方の楽しそうな笑顔。

間違いなく「Jのライブ」でしか味わえない雰囲気がそこにはありました。

もちろん激しい曲も多く、ダイブする観客も何人かいましたが、みなさん笑顔でした。

「楽しい！」

ファン以外の人間もそう思わせてしまう力がそこにはありました。

「また元気で会おうな！」という力強いMCを発していたのが印象に残っています。

森岡賢（ex.SOFT BALLET、minus）さんなど交流のあったミュージシャンの訃報が相次いでいた中。

元気でライブを行う事、元気でライブを観ることは実は当たり前ではないんだなあ。

そう思い、なんだかジーンとしたのを覚えています。

ファン、そしてミュージシャン自身がハッピーでいられる空間。

Jさんはそんなライブをとても大事に思っていることが伝わりました。

残念ながら2018年のツアーでは、西日本豪雨で岡山と広島の公演は中止となっています。

中止された公演に参戦予定だった方は当然、会場限定のシングルは買えません。

そんな事情に配慮し、岡山・広島公演のチケット購入者限定で「Now And Forever」が通販できるように！

他のミュージシャンで同じ対応をされている方がいるのかは知りませんが……

かなりの神対応ではないでしょうか！

振替公演も発表されてはいましたが、予定が狂って参加できないという方もいたでしょう。

こういった「思いやり」の感じられる対応はグッときますね。 

ライブに来るファンへの愛情が感じられます。

Jさんが男女幅広く支持される理由をここにも垣間見た気がしました。

MVは極めてシンプルな演奏シーンのみ。

モノクロトーンがクールです！

照明やスモーク以外に余計な装飾は一切ありません。

男らしい骨太なサウンドとぴったりですね。

Jさんの存在感やかっこよさはこんなにシンプルでも際立つのか。

と新たな発見がありました。

見ているとライブに行きたくなること必須なMVです。

著者個人の感想ですが、米バンド『Foo Fighters』の楽曲『Rope』のMVに似ているなと思いました。

Jさんのサポートメンバーとして元『Foo Fighters』のフランツ・ストールがいたこともあります。

ルーツが同じなのかもしれませんね。