BUMP OF CHICKEN【ノーヒットノーラン】歌詞徹底解説！主役って実は辛い！？勇気が出る名曲

前向きな描写が続いていましたが、人の本質はそう簡単に変わりません。

ここでは再び、不安げな主人公の様子が描かれています。

1行目では不安を押し殺している主人公が、内側でその不安と闘っている様子が表現されています。

ただこれまでと全く同じというわけではありません。それは3行目の主人公の動きからも明らかです。

かつては周囲の期待からくる不安に飲まれ、立ち直るのに時間がかかっていた主人公。

しかしここでは自分自身をコントロールし、すぐに踏ん張り立ち直す強さを得ているのです。

誰しも、大きな注目を浴びたり大きな挑戦をしたり、大きな期待を背負ったりすることはあるでしょう。

それはここで描かれた野球の試合のような場面に限らず、学校や会社など様々な場面で起こりうることです。

初めての出来事に対しては、どんな人でも不安が付きまとう。最初から自信たっぷりでいることは難しいのです。

それでも、そこで不安に負けてはいけない。

どんなにすごい人だって時には失敗することも、どんなに強そうに見えたって時には不安になることも、たくさんある。

それはいけないことなんかではないのだ。だからあえてさらけ出してみよう。そう歌っています。

この歌詞を通して心が成長していった主人公は、こんな大切なことに気がつくことができたのでしょう。

だからこそ最後の1行では、弱さも受け入れて一歩踏み出す強さを携えているのです。

野球選手をテーマにしながらも、実は多くの人たちに共通する感情について歌っていたこの楽曲。

このように、深く考えさせられる歌詞が特徴的な彼らの楽曲を、もう少しご紹介しましょう。

まずこちらは、ファンが作った動画が非常に話題を呼んだナンバーです。

小説のような詩世界に、心奪われること間違いなし…！？

次はこちら。

まさにタイトル通り！くるくると回転するようなリズミカルな展開が特徴のナンバーです。

心温まる歌詞の世界に、ゆっくりと浸ってみてください。