全体的に、大野の学校生活を表した歌詞になっています。

しかし気になるのが「ジョンレノン」という人名。

ジョン・レノンは世界的にも有名なビートルズのメンバー

多くの名曲を生み出した、世界中の誰もが知るアーティストです。

そんなジョン・レノンが殺害されたのは、1980年。

衝撃的なニュースに、世界中の人々が彼の死を悼んだといいます。

「ハイスコアガール」の舞台である1990年代は、ジョン・レノンが亡くなった以降の時代。

ジョン・レノンファンにとっては、空白の想いを抱えながら過ごしていた時代でしょう。

ジョン・レノンの新しい曲がもう聴けない、退屈な時代。

昔リリースされた曲を何度も聴いて、過去をぐるぐるしていたのかもしれません。

ハルオに出会う前の大野の心も、きっとそんなジョン・レノンファンと同じようなものだったのでしょう。

刺激のない退屈な時間をくり返し、どこかに逃げたくなっている。

そんな大野の心を、時代に即した言葉をうまく使って表現していると感じます。

「放課後ディストラクション」とは?

【やくしまるえつこ/放課後ディストラクション】原作者も太鼓判を押した「ハイスコアガール」のED曲!の画像

タイトルに含まれている「ディストラクション」という言葉にも注目です。

なぜ日本語で、しかもカタカナで書かれていいるのか気になりませんか?

「放課後ディストラクション」を聴いた時、このタイトルには2つの意味が含まれていると感じました。

ひとつは「distraction」

日本語での意味は「うわの空」

大野がハルオと出会う前に感じていた、退屈な日々への空虚な気持ち

そんな大野の心を言い表した単語です。

もうひとつは「destruction」

日本語にすると「破壊」という意味になります。

ハルオと出会ったことで退屈だった放課後が破壊されていく。

そして放課後は、熱く心躍る時間へと変化していく。

そんなストーリーを感じさせる単語です。

あくまでも推測ですが、「放課後ディストラクション」のジャケットを見るとこの推測にも自信が持てます

英語でつづられた「放課後ディストラクション」というタイトルには、2通りのつづりが。

ぜひ曲を聴いて、この推論を裏付けてみてください!

まとめ

【やくしまるえつこ/放課後ディストラクション】原作者も太鼓判を押した「ハイスコアガール」のED曲!の画像

「ハイスコアガール」のエンディングテーマに起用された「放課後ディストラクション」。

原作者も太鼓判を押すこの曲の魅力、少しでも伝わったでしょうか。

ぜひ曲を聴いて、自分なりの解釈を加えてみてください!

やくしまるえつこのアニソンはどれも名曲!

やくしまるえつこさんは、「ハイスコアガール」以外にもたくさんのアニソンを担当。

アニメの世界観を表現した名曲ぞろいなんです。

あの「美少女戦士セーラームーン」のリメイク版でも、やくしまるえつこさんが主題歌を歌いました。

詳しくはこちらの記事を読んでみてくださいね。

「ニュームーンに恋して」は『美少女戦士セーラームーンCrystal 第3期 デス・バスターズ編』OP曲として制作された楽曲です。2016年4月~6月まで放送されたアニメなので「あ!観てた!」と懐かしむ読者の方も多いのではないでしょうか。アニメファンの方もそうでない方も是非、セーラームーンの世界を満喫してくださいね!

アニメ「荒川アンダーザブリッジ」のオープニングテーマも名曲

「ヴィーナスとジーザス」というこの曲については、以下の記事をチェックしてみてください!

アニメ「荒川アンダー ザ ブリッジ」のオープニング曲としても話題になった「ヴィーナスとジーザス」。その独創的な歌詞も特徴ですが、MVも独特だった?!歌詞解釈をするとともに、当時珍しい〇〇を使ったMVも紹介しますよ。

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