はじめに
先日、ELLEGARDENが復活し、ツアーを行うという驚くべきニュースが発表されました。
20代から30代の音楽好きにとって、ELLEGARDENは絶対的存在のバンドです。
それは彼らの活動中も、そして活動休止後から現在に至るまでも変わっていません。
そして、ELLEGARDENが私達に与えた影響は、彼ら自身のオリジナル曲だけではありませんでした。
彼らは、カバーという形で、「かっこいい音楽は他にもあるんだ」ということを教えてくれたのです。
今回は、ELLEGARDENがカバーした名曲「Funny Bunny」をご紹介します。
the pillowsのオリジナル版は1999年リリース
20年近くも前にリリースされた曲ですが、大勢のロックファンから今なお愛されている名曲の一つです。
作詞・作曲を担った山中さわおはこの曲について、「本当はカップリング用に作った曲」だと語っています。
しかし今や、the pillowsの代表曲と言っても過言ではない程の人気を得ているのがこの曲なのです。
詳しくは、下記のインタビューをご覧ください。
山中:まずイントロができた時点で、急に自分の中でのお気に入り度がグッと上がって。想像したよりも良くなりそうだと思っていたら、メンバーやスタッフからも「カップリングにするにはもったいない」という意見が出てきたんですよ。そこからどんどん好きになっていって、最初は脇役のつもりがいつの間にか主役になっていたというか。
未だに歌い継がれる名曲
実は、この曲をカバーしているのはELLEGARDENだけではありません。
ELLEGARDENがカバーしたのが2004年ですが、その後2011年には、テレビアニメ『SKET DANCE』から生まれたユニットであるThe Sketchbookがカバー。
同アニメの第17話の挿入歌としても使用されました。
こちらはアコースティックアレンジで、原曲とはかなり違った雰囲気に仕上がっています。
さらに、2015年にはアイドルネッサンスにもカバーされました。
アイドルにまでカバーされている!
「Funny Bunny」は、そんな彼女たちの5枚目のシングルとしてリリースされたカバー曲です。
ストリングスの効いたサウンドに合わせてアイドルが歌う「Funny Bunny」は、初めて聴くと意外性の方が強いかもしれません。
でも、すぐに癖になるはずですよ!
the pillowsってどんなバンド?
一時的に活動を休止した期間もありましたが、現在も精力的な活動を続けています。
日本だけでなく、アメリカでもかなりの人気を誇っているようです。
トリビュート盤『シンクロナイズド・ロッカーズ』
『シンクロナイズド・ロッカーズ』は、そんなthe pillowsの15周年を記念して制作されたトリビュート・アルバムです。
様々なアーティストがthe pillowsの楽曲をカバーしているわけですが、そのメンバーがとにかく豪華。
リリースは2004年とかなり前ですが、こちらも古さを一切感じさせない名盤です。
細美武士からthe pillowsへの想い
この『シンクロナイズド・ロッカーズ』のリリースに合わせ、参加したアーティストが寄せたコメントが残っています。
ELLEGARDENのヴォーカル・細美武士は、下記のようなコメントを寄せました。