目まぐるしく動く音楽界で不動の存在「Mr.Children」

【水上バス/Mr.Children】隠れた名曲の歌詞の意味を徹底解釈!15thアルバム収録曲!!の画像

1992年のメジャーデビューから26年。

活動休止を挟んだものの、それもたった1年ほど。

結成当時からメンバーは変わらず、今も多くの人々に愛され続けている。

流行に踊らされることのない稀有なバンド、それがMr.Childrenです。

リリースしたシングルは、配信限定を含めると44曲!オリジナルアルバムは18枚にのぼります。

そして2018年10月3日には19枚目のアルバムのリリースが決定しています。

埋もれて欲しくない「水上バス」をピックアップ

通常、フルアルバムに収録されている楽曲数は十数曲です。

その中でシングルカットは数曲。残りの曲はアルバムだけに収録されていることになります。

つまり、アルバムを購入しなければ出会えない曲がたくさんあるのです。

これからご紹介する「水上バス」も例外ではありません。

アルバムの歌詞ブックレットで「水上バス」の世界に引き込まれたリスナーも少なくないでしょう。

ヒットシングルに押され、アルバムの中の1曲として埋もれてしまうのがもったいない!

そこで今回は「水上バス」の収録アルバム情報とともに、歌詞に隠された物語を紐解いていきます。

アルバム「SUPERMARKET FANTASY」に収録

「水上バス」は2008年リリースの「SUPERMARKET FANTASY」に収録されています。

Mr.Childrenにとっては15枚目のオリジナルアルバムで、全14曲の構成。

その8曲目が「水上バス」です。

【水上バス/Mr.Children】隠れた名曲の歌詞の意味を徹底解釈!15thアルバム収録曲!!の画像

01. 終末のコンフィデンスソング
02. HANABI
03. エソラ
04. 声
05. 少年
06. 旅立ちの唄
07. 口がすべって
08. 水上バス
09. 東京
10. ロックンロール
11. 羊、吠える
12. 風と星とメビウスの輪
13. GIFT
14. 花の匂い

出典: SUPERMARKET FANTASY/Mr.Children

シングルは「HANABI」「旅立ちの唄」「GIFT」「花の匂い」の4曲。

どれも大ヒットを記録した名曲ばかりです。

だからこそ、他の曲がそれらの陰に隠れてしまったのかもしれません。

「水上バス」という言葉が桜井和寿を動かした

Mr.Childrenが所属するレコード会社トイズファクトリーから「水上バス」の音源が公開されています。

画像は静止画ですが、都会の海を航行する水上バスをイメージした曲であることが分かりますね。

「水上バス」は歌詞ではなくタイトル先行で生まれた曲なんだとか。

しかし水上バスに乗る機会なんて、そう滅多にありません。

そこでボーカルの桜井和寿は実際に港へ足を運び、水上バスに乗車したそうです。

これからご紹介する「水上バス」の歌詞には、曲の世界に飲み込まれるようなリアルさがあります。

実際に目にしたもの、感じたものを歌にしているからこそ表現できる「リアル」なのでしょう。

「水上バス」の切ない結末

「水上バス」は離れた場所で暮らす恋人との関係をつづった恋物語です。

過去を回想するような「僕」の言葉で進んでいくこの曲。

現在の「僕」と「君」はどのような距離にいるのでしょうか。

幸せな今は幸せな未来しか見えない

買ったばかりのペダルを
息切らせて漕いでは桟橋へと向かう

出典: 水上バス/作詞:Kazutoshi Sakurai 作曲:Kazutoshi Sakurai