狙いは何?C&KとRADIO FISHがwith…
「GORIN」を作るのは…2つのユニット
「GORIN」は10周年を迎えたC&Kのアルバム収録曲です。
C&Kだけではなくあのユニットが参戦しました。
RADIO FISH は、日本のお笑いコンビ・オリエンタルラジオを中心に結成されたダンス&ボーカルユニット。2019年3月20日、C&Kのアルバム『TEN』に収録された「GORIN with RADIO FISH」に参加した。3月15日にはMVがYoutubeで公開された。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/RADIO_FISH
音楽的なパフォーマンスの品質は保証済みのC&K。
笑いを封印したと見せかけて、完璧なダンスパフォーマンスに仕上げるRADIO FISH。
ワールドワイドなスポーツイベントを連想させるタイトル。
3本の柱はすべてが何かを期待させるコンテンツです。
沸き起こるのは感動?共感?驚嘆?
全てが体感できるMVのスイッチをONしましょう。
「GORIN」に向け発信して発進します!
そこがまずスタイリッシュ!
評価の高いMVの条件として登場人物の衣装があります。
アーティストがどんな衣装を用意したのか…気になりますね。
「GORIN」のMVの衣装はどうでしょう?
C&Kは紅白のスーツ・RADIO FISHはブルーの縦じまスーツに黒のカンフーっぽいスタイル。
もし衣装だけを見たら、この3つが混ざり合うことが想像できません。
でもいざダンスが始まると見事にそれぞれの役目を果たしています。
個性満開な衣装もスタイリッシュにまとまりました。
細かい手の動きとステップがピタリと揃うカッコよさを全面に出した振付。
シルエットで映る場面は動きの素晴らしさが際立ちます。
小さな画面ではなく大きめの画面で見ることをおススメ。
『軽く見られてたまるか!』という心の反発とダンスの統一感をより感じることができます。
ボスと黒のパーカー…主人公は2人?
歌と踊りを完璧にこなすアーティストたち以外に、このMVには主人公が2人存在します。
1人はまず黒いフード付きのパーカーを着た男子。
部屋の中でもフードを被ったままなのは、世間からすべてを遮断しているように見えます。
苦しみと悔しさを噛みしめて椅子に座る姿。
どうにも動きようのない身体と心を抱えて独り椅子に座り続けます。
そしてもう1人の主役はスーツ姿で登場です。
このMVの主役を張ると同時にボス…、いえ神とも崇められるリーダーNAKATAが現れました。
黒いサングラスの下には、優し気なまなざしがあることは誰もが承知です。
でもそこは知っているけど知らないふりをするのが大人の礼儀。
NAKATAが黒いパーカーの男子に向かって、心の中で飛ばす檄が歌詞になりました。
頂点のために出直すならマイナスから
優しさではなく、突き放す
キラキラに光るものを目指し
そこに座れるのはただ1人
1度覚悟決めたならば
今更あとにひけない
伸ばし続けた過去の記録は捨てて
新たなスタートを切れ
まだ完成じゃまだ未完成だ
己の戦い
出典: GORIN/作詞:CLIVEY・KEEN 作曲:CLIVEY・KEEN
表彰台の1番高い所に上がれば、手にすることができるのは最上の輝きを見せる栄冠の印。
1番以外をとっても仕方がない、取るのであれば1番上で輝かなければ…。
世界的に繰り広げられるスポーツイベントではこんな言葉が行き交います。
参戦するなら誰もが1番の輝きを、持って帰りたいと思ってはいるのでしょう。
誰もが1番が取れる訳ではありません。頂点に立つのはたった1人。
それを1番分かっていて、同時に恐れているのは参加を決めた挑戦者です。
もし1番を持って帰れなければ…重圧は増すばかり。
でも大きな戦いに挑むことを辞めたくないという、本音も垣間見えます。
弱気な空気を破るためには、ここで優しさは要りません。
中途半端な気配りやエールではなく激励。それも大きな声で叫ぶ叱咤激励です。
その声を受けて立ち上がり、見せるファイティングポーズ。
ライバルはただ1人だけ、今の自分です。