3rdシングル「こんなに好きになっちゃっていいの?」収録曲

日向坂46【川は流れる】歌詞の意味を考察!「川は流れる」という言葉の真意は?自然界に目を向けようの画像

この曲が収録されているのは、3rdシングルこんなに好きになっちゃっていいの?」。

1st、2ndとアイドルらしさ全開の曲を歌ってきた彼女たち。

そんな彼女たちがシリアスな曲へと大きく舵を切ったシングルです。

通常版CDに収録されており、メンバー全員での歌唱となっています。

諸行無常を歌った曲

あらゆるものは移り変わる」という「諸行無常」という言葉があります。

伸びやかな歌唱とポエトリーリーディングでそんな無常観を歌う彼女たち。

春夏秋冬さまざまな季節を連想される言葉遣いや展開にも注目です。

欅坂46時代を連想?

欅坂46の姉妹グループ「けやき坂46(ひらがなけやき」として活動してきた彼女たち。

2019年4月に「日向坂46」へと改名しました。

この曲は日向坂46のアイドルらしさよりも欅坂46の世界観を連想させます。

「諸行無常」「世界」といった壮大なテーマ。

そしてアップテンポで爽やかなポエトリーリーディング。

まさに欅坂46世界には愛しかない」を連想させる曲です。

ひらがなけやきから日向坂46へと改名しても、根柢の部分は失っていないようですね。

世界の全ての事象は無常である

「川は流れる」で歌われているのはこの世界の無常観。

自分たちが生きているこの世は常に移り変わり、変化しています。

そんな世界の真理を、川が絶えず流れていることに例えて表現しているのです。

諸行無常と春夏秋冬

川は流れる
空を映して…
季節の花も…
あの夕立も…
川は流れる
落ちた枯葉も…
止まない雪も…
川は流れる

出典: 川は流れる/作詞:秋元康 作曲:中野領太

曲は冒頭からサビで始まります。

丁寧に伸びやかに歌われるのはこの曲のタイトルにもなったフレーズ。

それに続いて花も夕立も、枯葉も雪も。

この「も」という表現によって「この世のすべてのもの」ということを連想させます。

移り変わる季節

ここでもうひとつ注目してほしいのが、「季節」についての描写。

「花=春」「夕立=夏」「枯葉=秋」「雪=冬」

といったように、四季を連想させる語句が繰り返されています。

こうすることで、少ない言葉数のなかでも「無常観」「春夏秋冬」を見事に表現していますね。

地球に比べれば僕たちの悩みなんて

サビの伸びやかな歌い方と対照的に、Aメロでは言葉を細かい音符に乗せて多めに歌っています。

サビの歌い方が同じリズムで変化がないため、上手くコントラストがついていますね。

歌詞に注目すると、この曲の語り手がこの世の無常について思いを語る場面になっています。

語り手はこの世界についてどのような考えを持っているのでしょうか。

小さなことで悩む必要はない