楽曲について

SUPER BEAVER【深呼吸】歌詞の意味を解釈!守りたいものとは?自分にとってのただ一つに迫るの画像

SUPER BEAVERの『深呼吸』。

この楽曲はテレビアニメ「NARUTO-ナルト-疾風伝」のEDに起用されました。

同時にこの『深呼吸』が彼らのデビューシングルでもあります。

また、同時期に放送されていた「NARUTO-ナルト-少年篇」。

こちらでは同シングル収録曲の『道標』が起用されました。

彼らはデビューの瞬間からタイアップのとなりました。

そのリリック人の心を惹き付ける魅力があります。

それを真っ直ぐに歌い上げるフロントマンの渋谷。

はたして今楽曲『深呼吸』にはどのようなメッセージがあるのでしょうか。

ただ真っ直ぐに見つめる先に

存在と深呼吸の現実を前に
挑もうとする視線は
間違いも戸惑いも全部焼き付ける
一瞬の連続の中で

出典: 深呼吸/作詞:柳沢亮太 作曲:柳沢亮太

まさに一歩を踏み出そうとしている情景が浮かび上がります。

深呼吸とは何かに臨む前に心を落ち着かせるためにする行為のこと。

燃え盛る火のように熱量を持ったその眼差し。

成功も失敗も全てが平等で一瞬にして過ぎ去っていきます。

私たちが生きている時間は一瞬の連続によって成り立っています。

その中でプラスもマイナスも全部自分の中に刻み付ける。

進んできた道を振り返ることは無く、ただ一心に進み続けるのです。

時を経て心も成長してゆく

零した想いは「感謝」

幾つもの約束の その上に立っては
噛み締める あの日零れ落ちた言葉

出典: 深呼吸/作詞:柳沢亮太 作曲:柳沢亮太

これまでに生きてきた日々を振り返ります。

そこには感情無しには語れない幾つもの出来事があるのです。

そんな自分の人生をしみじみと感じながら零れた言葉。

まさにそれは「感謝」の言葉です。

約束というのは一人では一つでは成り立ちません。

他者がいるからこそ初めて約束になるのです。

周りから自分自身への構図

込められた思いは 誓いのようで
口にすれば 今と始まりを繋ぐ

出典: 深呼吸/作詞:柳沢亮太 作曲:柳沢亮太

その感謝の気持ちが更に前に向く力となるのです。

これまでの過ぎ去った時間とその上に立っている自分。

実際に感謝を口にすることで、自身の道のりを改めて振り返ります。

そして誓いとは約束と異なり、自分の中で決め事を作ることを意味します。

周りの支えがあって自分一人で歩んでいく。

なんとも温かみのあるメッセージは奥ゆかしさがあります。

現実を生きている

夢ではなくて 絵空事の世界
でもない場所でさ

出典: 深呼吸/作詞:柳沢亮太 作曲:柳沢亮太

とは現実ではない空想や妄想の類のことを指します。

そして、絵空事とはありもしない空虚な嘘のこと。

ここでいっているのはそのどちらでもない場所です。

すなわち、今私たちが生き続けている「」なのです。

後ろを見ることも先を考えることも時には必要。

しかしながら、そんなことを続けていても何も変わらない。

背中を押されて歩み始めた一歩を止めることなく現実を生きる。

ハッとさせられる眩しいリリックです。