楽曲について

「オメカシ・フィーバー」は2019年12月に発売となった6thアルバム「Playlist」に収録されています。

作詞を担当するのはハロー!プロジェクトの楽曲を多く手がける児玉雨子。

まさに正当派アイドルソングといえる一曲です。

元気の出るにぎやかな曲調は皆で楽しく盛り上がれ、ライブにはまさにうってつけの楽曲でしょう。

公式YouTubeからはコールの練習動画も公開されているので、ライブの前にぜひ覚えていきたいですね。

本記事では楽曲歌詞の意味を解説していきます。

リズミカルなメロディで歌われる、お洒落をしたい乙女心の秘密を探っていきましょう。

お洒落して街へ

魅力的な自分をメイクする

メイカッ メイカッ メイカッ メイカッ
理想の顔 今日も作ろ
えー嫌 えー嫌 えー嫌 えー嫌
ニキビできそう 明日以降
目カッ 目カッ 目カッ 目カッ
両のまぶた カッと開けて
夢見てたの おしゃラブなフィーバー

出典: オメカシ・フィーバー/作詞:児玉雨子 作曲:加藤肇

ノリノリなリズムで主人公はメイクアップしていきます。

自分が一番かわいいと思える、魅力を最大限に生かせる顔をお化粧で作り上げていくのです。

鏡に映る自分の顔に、にきびの予感を感じてがっかり。女性であれば共感できる気持ちではないでしょうか。

アイプチで二重を作り上げて、ぱっちりおめめの出来上がりです。

ジャジャジャジャジャジャジャーン いえーい
パンパカパンパカパーン ふぅー

出典: オメカシ・フィーバー/作詞:児玉雨子 作曲:加藤肇

かわいい自分の完成に思わずファンファーレが鳴り響きます。

誰が見ても完璧なメイクが仕上がりました。主人公はすっかりご機嫌です。

彼女が一生懸命に理想を追求して、自分を魅力的に見せようとするのには理由があります。

彼女には憧れる夢があるのです。

全身にお洒落を身にまとって、心躍る恋をする。そんなきらきらした輝くような日々を送ることです。

その夢に少しでも近づくために、今日も妥協を許さずお洒落を追求していきます。

盛れちゃって これちょっと
惚れちゃっていいよ

出典: オメカシ・フィーバー/作詞:児玉雨子 作曲:加藤肇

今日のメイクは特に会心の出来のようです。

華やかに仕上がった自分の表情は、いつもの何倍も可愛く見えます。

これならば憧れのあの人の気を引いて、自分を好きになってもらえるかもしれない…。

そんな予感に胸が躍ります。

憧れのあの人

来街 狂騒 恋愛 混淆
きみのご登場
響いた 脳にドンツー

出典: オメカシ・フィーバー/作詞:児玉雨子 作曲:加藤肇

歌詞が表すのは主人公が街へと繰り出していく様子でしょう。

街は多くの人々が行き交い、賑やかな声が聞こえてくるようです。

恋に心弾ませた主人公の姿も、街のざわめきと混じり合ってとけ込んでいきます。

そんな街の中に、ある人物を見つけました。主人公が憧れている、気を引きたい相手です。

うれしさと戸惑いと、いろんな感情が一度に押し寄せたのでしょう。

頭がくらくらし、鈍い痛みを感じているようです。

意味深長アイシャドウ
ミリ単位 高等魔法
投げたウィンクの余波が拡がってゆく

出典: オメカシ・フィーバー/作詞:児玉雨子 作曲:加藤肇

その人の魅力的なアイメイクに主人公は目を引かれます。

ほんの少しの目元のメイクの違いで、人の印象は大きく変わります。

魅力を最大限に生かす、思い通りの姿を演出するには繊細な高等技術が必要なのです。

そんなお洒落上級者の魅力に主人公はすっかり釘付け。

じっと見つめていると、偶然見合った片方の瞳が閉じられました。

魅惑の目元から放たれる攻撃に主人公は見事心を射抜かれてしまいます。

プチプラ運命論
だけどキュンときた
あっやべ なんか前髪変…変!

出典: オメカシ・フィーバー/作詞:児玉雨子 作曲:加藤肇

胸のときめきはとまりません。

ここで今日出会ったのは運命に違いない、主人公はそう思います。

どきどきと高鳴る胸の鼓動。

たとえそれが偶然による安価なものであっても、主人公にとっては確かな運命なのです。

熱いロマンスの予感。ですが、主人公はあることに気付きます。

なんと、前髪が乱れておかしなことになっているのです。

焦っても時すでに遅し、出会いのときめきは残念な現実に打ち消されてしまいました。

完璧なメイクで着飾っていても、小さなミスで全て台無しに。なかなか上手くは生きませんね。