milet【Tell me】歌詞を和訳して意味を解釈！どうして泣いているの？伝えたい思いを解き明かす

「Tell me」はmiletの5作目のEPに収録されています。

同EPの表題曲である「Prover」はTVアニメ「Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-」のEDテーマ。

「Tell me」も同アニメのスペシャルテーマソングとしてオンエアされました。

MVはステンドグラスの前で撮影されており、とても壮大な世界観。

miletの伸びやかな歌声が響き渡る様子はまさに圧巻です。

「Tell me」で表現されているのは、命が消えゆく者とそれを見届ける者のやり取り。

人は永遠には生きられず、いつかは最期を迎えます。

そんな儚い瞬間を切り取ったのが「Tell me」の歌詞。

とはいえただ悲しいだけでなく、前向きな感情を読み取ることもできるのです。

ではさっそく、英語の部分を和訳しながら歌詞の解釈を進めていきます。

「Tell me」に出てくるのは主人公である"私"と"あなた"の2人。

曲中にその2人の視点が入れ替わっていくものと思われます。

分かりにくくなってしまうので、命が絶えてゆく人物を「主人公A」。

それを見守っている人物を「主人公B」とさせていただきます。

歌詞を読み進めると分かってくるのですが、主人公Aの命はもう長くありません。

もしかしたらもうそこに実体としてはいない可能性も。

最期の瞬間を主人公Bと過ごしているのです。

そのことを前提に解釈を進めていきます。

幻想的な雰囲気で始まるこの曲は、英語で歌い出されます。

 さっそく和訳してみましょう。

ここでの視点は主人公Bのもの。

命が消えそうな主人公Aを見て、自分はここにいるという意志を示しています。

なぜなら、主人公Aがそうして欲しいと願ってくれるから。

まだこの世に居て欲しいと思ってくれる人物がいるからこそ生きていけるのです。

もしかしたら主人公Aが何らかの形で戻ってくるかもしれない。

そんな奇跡を信じて待っていると告げます。

もちろんそんな奇跡が起こる保証はありません。

それでも主人公Aを待つことが主人公Bの新たな生きがいになっていくのです。

それだけ主人公Aは主人公Bにとって大きな存在だったのでしょう。

主人公Aを待ち続けることに嘘偽りはありません。

例え周囲からどう思われようと。

主人公Bは何度も主人公Aの帰りを祈り続けます。