MOSHIMOの「吾輩は虎である」とは?
「我輩は虎である」は、2018年3月21日リリースのMOSHIMOの一作目のアルバム「圧倒的少女漫画ストーリー」に収録された楽曲です。
2015年CHESE CAKEから改名してからも着実にバンドとしての歩みを進めてきたMOSHIMO。
ついにその集大成であり、これからへの期待が高まる始まりのアルバムでもある「圧倒的少女漫画ストーリー」が発売されました。
まずはそんな収録アルバムからチェックしていきましょう!
収録アルバム「圧倒的少女漫画ストーリー」をチェック!
上の動画は「我輩は虎である」の収録アルバム「圧倒的少女漫画ストーリー」のトレーラー映像です。
第一弾、第二弾と2つの動画に分けて楽曲をダイジェストするこの動画。
手描きのイラスト付きの曲名が可愛いですね。
では、収録曲を見ていきましょう!
「圧倒的少女漫画ストーリー」は人気曲づくしの怒涛の展開?!
01. 命短し恋せよ乙女
02. 触らぬ君に祟りなし
03. 圧倒的少女漫画ストーリー
04. 15分
05. FUWA-FUWA
06. ノンフィクション
07. カプチーノ
08. 可愛い子には旅をさせるな
09. 吾輩は虎である
10. 悲縛り
11. レイニーデイ
12. ミルクティー
13. 支配するのは君と恋の味
14. チュウチュウ
出典: 圧倒的少女漫画ストーリー/MOSHIMO
1曲目からMOSHIMOが劇中で演奏したことでも話題になった山田菜々主演映画『マスタード・チョコレート』の劇中歌「命短し恋せよ乙女」。
2曲目は2ndミニアルバムの表題曲でもある「触らぬキミに祟りなし」と最初から人気曲が畳み掛けて来る展開。
続く3曲目はこのアルバムの表題曲「圧倒的少女漫画ストーリー」。
「触らぬキミに祟りなし」では三角関係の恋愛が描かれていましたが、「圧倒的少女漫画ストーリー」で描かれるのは少女漫画的展開?!
...かと思いきや、そんな展開に憧れる少女の心情が描かれた歌詞です。
そんな表題曲に象徴されるように、青春時代の感情を切り取ったような、共感すればリアルに、振り返れば眩しく思うような楽曲の数々を集めたアルバム。
では、アルバム「圧倒的少女漫画ストーリー」に収録された新曲、「我輩は虎である」はどんな楽曲なのでしょうか。
まずはMVからチェックしていきましょう!
「我輩は虎である」のMVをPLAY♪
バンド演奏に歌詞が映し出されるシンプルな演出のMVですが、それが逆に歌詞を印象的に感じさせますね。
曲名は見ての通り夏目漱石の名作「我輩は猫である」のオマージュ。
男性にもうまく甘えられる駆け引き上手な「猫ガール」に対して、自分を「虎」に例えた不器用な女子の恋愛感情を描いた楽曲です。
MVも飾らない演出で、Vo.岩淵さんも白いTシャツにデニムという服装なのは、そんな歌詞の世界観にもリンクしているのかもしれませんね。
では、次はそんな歌詞の意味を解釈し、さらに楽曲の魅力に迫っていきますよ。
MOSHIMO「我輩は虎である」の歌詞を解釈!
ここからは「我輩は虎である」の歌詞を解釈します!
不器用な女子の恋心を描く歌詞。
共感しながら聴いてもよし、自分の中でキャラクターを作りながら聴いてもよしの一曲です。
気になる歌詞をピックアップしていきますので、ぜひお楽しみください。
「我輩は虎である」その心は...?
吾輩は虎である
鋭いキバもある
可愛い猫ガール
そんなんじゃないけど
全然タイプじゃない
それなのにカッコいいの
急に名前で呼ばれた
イメチェン気づいてくれた
適当に見えるのに
意外としっかり者
ギャップにやられたよ
単純バカな私
なんなのあの子にも
言っちゃうんだ勘違い
もうヤダ優しさが
嬉しくって 切なくって 戸惑って
もうパニック寸前
出典: 我輩は虎である/作詞:岩淵紗貴, 一瀬貴之 作曲:岩淵紗貴, 一瀬貴之
「吾輩は虎である」という曲名の意味がわかるサビからの歌い出しですね。
可愛くて甘え上手な「猫ガール」に対して、強い女のイメージを周りから持たれてしまっているような「私」は不器用な自分を「虎」に例えています。
しかし、内面はといえば、恋愛慣れしていなくて純粋な女の子。
そんな「私」が恋したのは、全然タイプじゃないはずなのに、かっこいい男の子。
急に名前を呼ばれたり、髪を切ったことに気付いてもらったりと、言ってしまえばベタなシチュエーションにときめいてしまったのでした。
こういうベタが意外にも一番効いちゃうんですよね、わかります。
そんな些細なきっかけから気になりだしたら、なし崩し。
適当に見えて、意外ときちんとしているところを見つけてしまったら、そのギャップで完全に恋に落ちてしまったのでした。
そうやって「君」に恋した「私」ですが、好きになってみると、今度は違う一面も見えてきたのでした。
実は、彼は誰にでも優しい人だったのです。
自分がときめいたようなことを他の女の子にも言っていたのですね。
自分は誰にでも優しい彼の周りの女の子の一人にすぎないとわかった「私」は今まで通り優しくされても切なくなってしまう。
しかしながら、惚れた弱みというやつで、その優しさにやっぱり嬉しくなってしまう自分もいて、「パニック寸前」の「私」なのでした。
「私」の恋はどうなってしまうのでしょうか。
続きの歌詞も見ていきましょう。