どのような選択肢を選ぶか

伸るか反るか 伸るか反るか AB
どれとどれが どれでどれだ AB
誰が 誰で 誰が 誰だ AB
答えが出るまで それに触れるな

出典: Galapagos/作詞:GEN 作曲:GEN

私たちは誰で、どこから来たのか?

そんなことを考えさせてくれるような歌詞が胸に突き刺さります。

人生はAかBかという選択肢の連続です。

AかBかどちらかを選ばなければならない。

そして選んだ方に人生が大きく傾くのです。

朝ごはんに味噌汁を食べるか、パンケーキを食べるか。

それによってその後の体型が大きく変わってゆくように。

もちろんこれは一種の例えですが、人生にはそのような選択肢がたくさんあります。

多くの選択肢の中で、しっかりと決断していかなくてはなりません。

ここは、将来まで見据えてはっきりとした答えが分かるまで手を出すなということかもしれません。

今まで生きてきた感覚こそが答え!

感覚直通 ドキドキで 鳴り響く
躊躇なく秒読みで 辿り着く祈り
感覚直通 ルートで 再確認
メモリー メモリー プリーズ テルミー

出典: Galapagos/作詞:GEN 作曲:GEN

ところが次の歌詞では、感覚に訴えるというのです。

もしかしたら、決断するときは今までの経験を思い起こすことが大切ということかもしれません。

メモリーは「記憶」の意味。

記憶に助けを求めているのですから、過去の記憶が教えてくれるということでしょう。

確かに、今まで朝ごはんにパンケーキを食べたことがある人は、その後どうなるのか分かりますね。

感覚を通して、どのようにしたらよいのか決断してみよう!

いや、感覚経由以外に決断する方法はない!

このような想いが込められているのかもしれません。

やりきれなさが残る現代社会を歌う

そして歌詞は、さらなる深みにハマっていきます。

現代社会を風刺するような歌詞の続きをご覧ください。

現代の日本人を風刺

列島の異常気象
アイヌ 琉球 弥生に モンゴロイド
大和 縄文 倭人 混血 純血
安全圏で情報操作

出典: Galapagos/作詞:GEN 作曲:GEN

まさに今ニュースで見たようなワードにドキッとさせられます。

日本の歴史を飾った人々の名前が並ぶ歌詞。

彼らはもちろんスマホなど持っていませんでした。

情報を得るためにはストレートに人と人とが語り合う必要があったのです。

違う人種が語り合うのですから、ぶつかり合うこともあったでしょう。

しかしそんな彼らはとても生き生きと生活していたように感じます。

ところが現代の日本人は、安全なところで人と語り合うこともなく情報を見ているのです。

1行目の歌詞は、それが異常な状態だと非難しているようにも思えます。

迷い

どれが どれで どれが どれだ AB
誰が 誰で 誰が 誰だ AB
どれが どれで どれが どれだ AB
誰が 誰で 誰が 誰だ AB

出典: Galapagos/作詞:GEN 作曲:GEN

情報にあふれる社会。もう何が何だか分かりません。

AかBか本能的にコレ!と決められる能力ももう持ち合わせていないようです。

それでも現代社会は自分や人の正体を探そうとしています。

混沌とした時代の中、信じられるものは何なのでしょうか?

見逃していること

心配と後悔で 心 満たし
そうして 今の奇跡 見逃す
本当の幸いは 自分しか知らない
メロディ メロディ プリーズ メロディー

出典: Galapagos/作詞:GEN 作曲:GEN