【アタリマエ/Hilcrhyme】歌詞に込められたTOCの覚悟を解説！MVの"手"が示す意味とは？

彼が真剣に彼女を説得しています。

あまりにも真剣すぎて、語気が強まってしまうのです。

しかし、その真剣に説得する彼の姿は、彼女の心を少しずつ動かしはじめます。

彼の決意が本物であると、彼女に伝わったのです。

これから彼は、彼女の日常に欠かせないものとなると誓います。

以前の彼には、なかった気持ちでしょう。

1年365日、必ず彼女に寄り添い、2人の思い出をたくさん作ろうと伝えます。

彼女が彼に惹かれたのは、そんな熱い気持ちを持つ人だからでしょう。

彼が気持ちを伝える間、彼女は静かに聞き入れます。

付き合い始めの頃は2人で、将来のことを語り合いました。

贅沢はいわないけれども、いつも笑顔で子供達の笑い声で溢れる幸せな家庭を築こうと誓ったのです。

そんな誓いも彼の浮ついた行動で、徐々に薄れてしまいました。

しかし、今回の彼の誓いは違います。

熱く語る彼の瞳に、その真剣さを感じる彼女なのでした。

彼は、これまでの過ちについて心を込めて謝り、これからの2人のことを語ります。

彼女を失った喪失感はもう耐えられません。

そして、この瞬間を2人の新しい出発としたいと提案します。

ここまでのHilcrhymeの「アタリマエ」では、彼の後悔から謝罪までを描いています。

そして、これからの2人のあるべき姿を、彼女に語り続けるのです。

彼と彼女がどのような結果になるのか、ワクワクします。

彼女を傷つけてしまった事実は消せません。

しかし、これから送る2人の生活では、幸せなことしかないと伝えます。

この彼の気持ちは嘘ではなく、心からそう感じているのでしょう。