唯一無二の存在

No one's gonna do it like I do
Cuz 女はいつでも 愛嬌
But そんなの気にせず
Shaking my...ha
Yeah I'm like that
You better clear the floor
Cuz I'm coming on through
Yeah 今夜の気分は naughty
行く先々 Bar
I be getting numbers
Yeah it's like that

出典: Big Boys Cry/作詞:Kanata Okajima,Nermin Harambasic,Anne Judith Wik,Ronny Svendsen,Hayley Aitken,Eirik Johansen,Jan Hallvard Larsen 作曲:Nermin Harambasic,Anne Judith Wik,Ronny Svendsen,Hayley Aitken,Eirik Johansen,Jan Hallvard Larsen

「誰も私のようにふるまわないわ」と言っています。

そう、女性はきっとこのあたりでは、唯一無二の存在なのでしょう。

ほかの女性のように、愛嬌をふりまいたりしません。必要ありませんから。

自信があふれているのは、次の箇所からも分かります。

「あなた、今日はフロアを綺麗にしといたほうがいいわ。だって、私が通るんだもの」と。

いやいや、ちょっと傲慢とさえ言えます!

「今日はちょっといたずらな気分」でハイなのでしょうか。

「行く先々で(携帯の)ナンバーをゲットしちゃうわ」と自信満々です。

実際にそうなのでしょう。安室さんが歌うと、そう思わずにはいられません。

傲慢なはずですが、可愛いメロディーとMVのイメージで、憎くは思えないのが不思議です。

パーティーの主役なの

男たちはみんな・・・

Everbody is mine
cuz I look too fine
足下 気をつけて Tipsy
皆 すかさず Check
When I twist my neck
It's just a fact
Fellas got stars in they're eyes, eyes

出典: Big Boys Cry/作詞:Kanata Okajima,Nermin Harambasic,Anne Judith Wik,Ronny Svendsen,Hayley Aitken,Eirik Johansen,Jan Hallvard Larsen 作曲:Nermin Harambasic,Anne Judith Wik,Ronny Svendsen,Hayley Aitken,Eirik Johansen,Jan Hallvard Larsen

「だって私、最高にイケてるから、男たちはみんな私のもの」

ちょっと目を疑ってしまうような歌詞でしたが、そうなのでしょう。

「私が振り向くと、みんな私を見ちゃうわ。それが事実なの」と歌っています。

なんて自信なのでしょうか。

同性としては、こんなことを口にする女性には腹立たしさも感じます。

しかし、もし、と想像してみます。安室さんがダンスフロアやクラブにさっそうと現れたとしたら?

ええ、言葉も忘れて見入ってしまうことでしょう。

男性ばかりでなく、女性さえも魅了してしまうことは、間違いありません。

「男たちの目は、お星さまでキラキラしちゃってるわ」

見惚れてしまっている姿が目に浮かびます。

さわっちゃダメよ

とにかく 投げてみな dice, dice
Wanna get what I got
But I'm too damn hot
No you can't touch that

出典: Big Boys Cry/作詞:Kanata Okajima,Nermin Harambasic,Anne Judith Wik,Ronny Svendsen,Hayley Aitken,Eirik Johansen,Jan Hallvard Larsen 作曲:Nermin Harambasic,Anne Judith Wik,Ronny Svendsen,Hayley Aitken,Eirik Johansen,Jan Hallvard Larsen

彼女はパーティーの主役です。

でも、きっと高嶺の花なのです。

「さいころを振ってみたら?」と言っていますが、誰にもチャンスはなさそうな気がします。

「ええ、私は最高にアツすぎるから、ふれちゃダメよ」と釘を刺しています。

クラブなどで自由気ままに踊る女性の姿が浮かんできます。

誰もが振り返って見惚れてしまうほど、とても素敵なのでしょう。

こんなことを自分でも分かっていて、口にしてしまう女性です。気難しさや傲慢さも抱えているはず。

それを差し引いても、みんなの心をつかんでしまう、何かがあるのではないでしょうか。

男性は、声をかけたいけれど、きっとひるんでしまう。

そして女性は、悔しいけれど、美しいな、と釘付けになってしまうことでしょう。

あふれ出る自信に、うらやましさを感じてしまうかもしれません。

しつこいようですが、可愛いMVに騙されてはいけません(笑)とっても魅惑的で刺激的な歌詞なのです!

でも、安室さんの挑戦的な目がすべてを物語っているようにも思えます。

最後には泣かせてしまう

Make them Big Boys Cry
Make them big... Big Boys Cry

出典: Big Boys Cry/作詞:Kanata Okajima,Nermin Harambasic,Anne Judith Wik,Ronny Svendsen,Hayley Aitken,Eirik Johansen,Jan Hallvard Larsen 作曲:Nermin Harambasic,Anne Judith Wik,Ronny Svendsen,Hayley Aitken,Eirik Johansen,Jan Hallvard Larsen

そして、最後にはとうとう、お子ちゃま扱いしていた"Big Boys"を泣かせてしまうのです。

「そうだ、坊やたちを泣かせちゃおう」という感じでしょうか。

好きなことをして、やりたいことをやって、そうだ、泣かせちゃおう!なんて。

小悪魔的と言っていいでしょうか。むしろ悪女のような・・・。

清楚な女性から魅惑的な女性、刺激的な女性など安室さんは歌の中で、何者にもなってしまいますね。

数多くの楽曲の中でたくさんの女性を演じて、私たちをワクワクさせ楽しませてくれました。

おわりに

いかがでしたでしょうか。可愛くてPOPなメロディーの一方、とても刺激的な内容の『Big Boys Cry』

見かけに騙されちゃいけないよ?という教訓も得たような気がします!

都会の夜の街なら、こんな女性に出会うことがあるかもしれません。

もし出会ったら?好きか嫌いかはさておき、きっとみんな目が釘付けになってしまうことでしょう。

こんな女性にはなれないけれど、羨望のまなざしを送ってしまう気がします。

あの可愛い安室さんのMVを見ながら、「おお、実は挑戦的な内容なんだな」と思って鑑賞してみてください。

あの可愛いメロディーと声を聴きながら、「おお、実はかなり自信たっぷりなんだよな」と思ってみてください。

きっと今までとは、違った楽しみ方ができるはずですよ。