待望のメジャー1stアルバム「-11℃」リリースを目前にして
2018年10月31日、BIGMAMA待望のメジャー1stアルバム「-11℃」がリリースされます。
2018年に入り、10年以上にも渡る長いインディーズ時代に幕を下ろし、舞台をメジャーへと移したこのバンド。
メジャー1作目となるこのアルバムには、彼らも相当な気合いが入っていることが伺えます。
リード曲はファン投票で
長い下積み時代を支えてくれたファンへの恩返しとでも言いましょうか。
このアルバムでは、リード曲を特設サイトでのファン投票で選ぶという今までにない試みが行われました。
その結果最多得票で選ばれたのが「Step-out Shepherd」という楽曲。
これに対してVo,Gtの金井は「メンバー視点とは違ったバンドの魅力をファンから教えてもらった」と感謝の意を表しています。
アルバムリリース前から全曲視聴出来て、リード曲の投票まで出来てしまう参加型のこの企画。
ファンとしてはこういった試みは嬉しいものですが、逆にバンド側がお礼を言っている辺りに好感を覚えますね。
「Step-out Shepherd」はリリースに先駆けて10月3日より先行配信も開始。
一足先にアルバムの一端に触れることができます!
「Step-out Shepherd」に迫る
そして今回はこの「Step-out Shepherd」という楽曲に迫っていきましょう。
この曲についてお話する前に、まずはアルバムのコンセプトについて触れておく必要がありますね。
収録内容は全12曲。
その全てが躰(からだ)の部位をモチーフにした楽曲で構成されているとのこと。
すでにシングルカットされている「CRYSTAL CLEAR」は「目」をモチーフに。
同じく「Strawberry Feels」は「心臓」がそれぞれ設定されています。
そして気になる「Step-out Shepherd」はなんと「鼻」。
目や心臓なら想像もつきますが、「鼻」と言われるとイメージしにくいですね。
これに対して金井がヒントになるコメントを残しています。
「もしもこの鼻に名前をつけるなら。
ひと一倍警戒心の強く、従順で忠実、勇敢で聡明、それでいて本当は少しだけ凶暴な、鼻が利くあなたに」
このコメントから、忠誠心の強い犬のような印象を受けませんか?
そう言われると楽曲のイメージもなんとなく湧いてきますね。
タイトルの意味は
もう一つ気になるのがタイトルの意味です。
「Step-out Shepherd」は和訳すると「羊飼いから逃げる」のような意味になります。
もう少しポジティブな言い回しをすれば「支配からの脱却」といったところでしょうか。
支配されていたわけではないでしょうが、メジャーへと移籍して新しく一歩を踏み出したBIGMAMAを表したようなタイトルですね。
楽曲を考察
早速楽曲をレビューしていきましょう。
MVをご覧いただく際にも是非お役立てください!
イントロ
曲はバイオリンと打ち込みのビートが交錯する冒頭部分から。
伝統的な生楽器と現代的な電子音の組み合わせが斬新な、BIGMAMAらしい初動を見せます。
そこに重なるのは迫りくるようなイメージのギター。
次の瞬間、力強く打ち鳴らされるドラムを軸にしてヘビーなサウンドが躍動し始めます。
Aメロ
サビ
ブレイクからのロングトーンが映えるサビでは、抜群の疾走感を披露。
裏メロのように奏でられるバイオリンも流麗で、楽曲の芸術性を高めていますね。
後半の間奏部分ではミクスチャーロックを思わせるリフプレイも登場。
その後の展開への期待を煽ります!